ダウマンは2009年12月31日生まれの現在15歳で、プレシーズンからミケル・アルテタ監督率いるトップチームに帯同。
64分から本拠地『エミレーツ・スタジアム』のピッチに立ったダウマンは、試合終了間際に右サイドからのドリブルでボックス内に侵入し、相手DFのファウルを誘発。このプレーで得たPKをヴィクトル・ギェケレシュが沈め、この日2ゴール目をマークした。試合後、アルテタ監督は「成熟度、安定性、ハングリー精神において他ではなかなか見られないレベルに達している」とダウマンに手放しで賛辞を送った。
かつてプレミアリーグで活躍したOBたちも、アーセナルに現れた“超新星”を称賛している。アーセナルでも活躍した元イングランド代表FWセオ・ウォルコット氏はイギリスメディア『BBC』にて「ボールを持った時のスピードも速く、まるでメッシのようだ」と前置きしつつ、次のように言葉を続けている。
「彼(メッシ)がボールを持った時は相手を軽々と抜き去っていたが、ダウマンにもそれができる。ストップとスタートを自在に操ることができるし、教えることができない才能を持っている。自由とともにプレーしているからね。サッカーを見ていて退屈になる時もあるが、彼を見ていてそうはならない。常にポジティブだし、新鮮な気分にさせてくれる」
また、マンチェスター・ユナイテッドで長く活躍した元イングランド代表FWウェイン・ルーニー氏も「あの年齢でプレミアリーグでプレーするなんて信じられない。私も若い頃からプレーしていたが、彼はそれよりも150日かそれ以上若いと思う。
鮮烈なプレミアリーグデビューを飾ったダウマン。今後の活躍にも期待がかかる。
【ハイライト動画】15歳のダウマンがプレミアデビュー! アーセナルがリーズに5発快勝