アーセナルに所属するU-17イングランド代表MFマックス・ダウマンに称賛の声が集まっている。

 ダウマンは2009年12月31日生まれの現在15歳で、プレシーズンからミケル・アルテタ監督率いるトップチームに帯同。
右サイドを主戦場に切れ味鋭いドリブルを披露し、ニューカッスル戦とビジャレアル戦でPKを獲得すると、23日に行われたリーズ戦ではU-21イングランド代表MFイーサン・ヌワネリに次ぐ史上2番目の若さでプレミアリーグデビューを飾った。

 64分から本拠地『エミレーツ・スタジアム』のピッチに立ったダウマンは、試合終了間際に右サイドからのドリブルでボックス内に侵入し、相手DFのファウルを誘発。このプレーで得たPKをヴィクトル・ギェケレシュが沈め、この日2ゴール目をマークした。試合後、アルテタ監督は「成熟度、安定性、ハングリー精神において他ではなかなか見られないレベルに達している」とダウマンに手放しで賛辞を送った。

 かつてプレミアリーグで活躍したOBたちも、アーセナルに現れた“超新星”を称賛している。アーセナルでも活躍した元イングランド代表FWセオ・ウォルコット氏はイギリスメディア『BBC』にて「ボールを持った時のスピードも速く、まるでメッシのようだ」と前置きしつつ、次のように言葉を続けている。

「彼(メッシ)がボールを持った時は相手を軽々と抜き去っていたが、ダウマンにもそれができる。ストップとスタートを自在に操ることができるし、教えることができない才能を持っている。自由とともにプレーしているからね。サッカーを見ていて退屈になる時もあるが、彼を見ていてそうはならない。常にポジティブだし、新鮮な気分にさせてくれる」

 また、マンチェスター・ユナイテッドで長く活躍した元イングランド代表FWウェイン・ルーニー氏も「あの年齢でプレミアリーグでプレーするなんて信じられない。私も若い頃からプレーしていたが、彼はそれよりも150日かそれ以上若いと思う。
彼がカットインするたびに『シュート!』という気持ちになる。本当に印象的なデビューだったよ」とコメントした。

 鮮烈なプレミアリーグデビューを飾ったダウマン。今後の活躍にも期待がかかる。


【ハイライト動画】15歳のダウマンがプレミアデビュー! アーセナルがリーズに5発快勝

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