現在20歳のハーダーは、母国デンマークのノアシェランでプロキャリアをスタート。2023-24シーズンは主にベンチスタートだったもののリーグ戦で5ゴールを記録し、翌シーズン途中にスポルティングへと完全移籍した。新天地では1年目から公式戦47試合に出場すると、11ゴール6アシストをマーク。今季もここまで公式戦4試合に出場し、1ゴールを挙げている。
今夏の移籍市場ではストライカーの確保に動き、レヴァークーゼンに所属するナイジェリア代表FWヴィクター・ボニフェイスの獲得に近づいていたミラン。しかし、過去に2度の前十字じん帯損傷を経験している同選手はメディカルチェックを通過できず、土壇場で移籍は破談となってしまった。
そうしたなか、ミランは即座にターゲットをハーダーに変更。スポルティングとの交渉は順調に進展し、すでにクラブ間および選手と合意に至ったという。『スカイ』によれば、移籍金は約2400万ユーロ(約41億円)にボーナス300万ユーロ(約5億円)を加えた総額約2700万ユーロ(約47億円)で、契約にはセルオン条項が付帯している模様。選手のイタリア入国とメディカルチェックは26日を予定しており、“ロッソネロ”への加入が目前に迫っている。