今回の決定を受けて、Jリーグは「新たな指導者人材の登用にこれまでより挑戦しやすい機会づくりを行ってまいります」と発している。
これまで、J3リーグに身を置くクラブでは、「有効なJFA Proライセンスを保有する者(またはJFA技術委員会においてJFA Proライセンス相当と認められた者)をトップチームの監督に置かなければならない」と規定されていた。J1・J2リーグでは同基準が継続されるものの、J3リーグではこの基準が緩和され、2026-27シーズンからは「有効なJFA Aジェネラルライセンス以上を保有する者(またはJFA技術委員会においてJFA Aジェネラル以上のライセンス相当と認められた者)」が監督として指導可能となる。なお、J3リーグのクラブがAFCクラブ競技会に出場する場合は、引き続きJFA Proライセンスが必須となる。
なお、同理事会の中では、JFA Proライセンスを保有しておらず、JFA Aジェネラルライセンスを保有する監督が率いるチームが、J2リーグ昇格を果たした場合は、“特例”として引き続きJ2リーグでも指揮を執ることができるよう調整中だという。昇格後、JFA Proライセンスの取得をサポートする方向で検討を重ねている。同条件の監督が、J2リーグの他クラブに引き抜かれた場合も含めて、詳細事項は検討を重ねた上で発表される。