アトレティコ・マドリードに所属するウルグアイ代表DFホセ・マリア・ヒメネスは、ケガのによりもう暫くの離脱を強いられるようだ。スペインメディア『アス』が25日に報じている。


 現在30歳のヒメネスは、2013年夏に母国のダヌービオからアトレティコ・マドリードに加入し、今季で在籍13年目を迎える。アトレティコ・マドリードだけでなくウルグアイ代表としても活躍したDFディエゴ・ゴディン氏の後継者として、背番号「2」を託され、類稀な対人能力を武器とするセンターバックだ。これまで公式戦通算357試合出場13ゴールを記録するなど、能力は一級品ながら、“ロス・コルチョネロス”ではケガに悩まされた期間も少なくはない。

 だが、昨季は大きな負傷もなく、シーズンを通して公式戦通算39試合のピッチに立つなど、加入後2番目に多い出場時間(およそ3060分)を記録した。かつての“呪い”から解き放たれたかと思った矢先、シーズンの“総仕上げ”だったFIFAクラブワールドカップ2025において、グループステージ第2節のシアトル・サウンダーズ戦で筋肉系の負傷に見舞われた。

 以降、ヒメネスは公式戦のピッチはおろか、トレーニングにも合流できていない。『アス』によると、当初、アトレティコ・マドリードは2025-26シーズンに向けたプレシーズン期間にはヒメネスが合流することを見込んでいたとのこと。実際、ヒメネスは当初の予定よりは遅れたものの、先週のトレーニングではグループ練習に合流する準備を整えていたという。しかしながら、22日はふくらはぎの違和感を訴え、再び“振り出し”に戻ったようだ。復帰は9月末まで遅れる可能性があると伝えられた。

 アトレティコ・マドリードを率いるディエゴ・シメオネ監督は、ヒメネスについて、「メディカルチームが、彼が我々と共に全体練習を再開できる状態にあると判断したならば、それは我々にとって喜ばしいこと。ホセは我々にとって非常に重要な選手であり、キャプテンの一人なんだ。
我々は彼を必要としている。条件が整って、チームに戻ってくる日を楽しみにしている」と語ったが、今回の報道によると、復帰にはもう少々の時間を要する見込み。アトレティコ・マドリードにとっては、苦難の時間が続きそうだ。

 今夏に大型補強を敢行し、今季こそはラ・リーガの“2強超え”も期待されているアトレティコ・マドリード。しかしながら、ラ・リーガ開幕戦のエスパニョール戦で1-2と逆転負けを喫すると、続く第2節のエルチェ戦も1-1のドローで終えていた。ラ・リーガ開幕から2試合終了時点で、白星に見放されている。


【ハイライト動画】アトレティコ、第2節も勝ちきれず…



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