イングランド代表MFコビー・メイヌーがマンチェスター・ユナイテッド退団を希望しているようだ。26日、イギリス紙『ガーディアン』が伝えている。


 現在20歳のメイヌーはマンチェスター・ユナイテッドの下部組織出身で、2023年1月に17歳でトップチームデビューを飾った。ここまで公式戦通算72試合出場7ゴール2アシストという成績を残し、昨年3月にはイングランド代表デビュー。しかし、負傷の影響もあってルベン・アモリム監督の下では徐々に出場機会が減少しており、今シーズンは未だ1分たりともピッチに立てていない。

 アモリム監督は昨年11月の就任以降、一貫して3-4-2-1を採用しているが、このシステムにおいてメイヌーが自身の役割を見出すことができていないと『ガーディアン』は指摘。2シャドーの一角としての評価は低く、中盤ではキャプテンを務めるポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスやブラジル代表MFカゼミーロ、ウルグアイ代表MFマヌエル・ウガルテよりも序列が低い状態となっている。

 そんなメイヌーはなかなか出場機会が得られない現状から、今夏のマンチェスター・ユナイテッド退団を希望している模様。イギリス紙『デイリーメール』によると、レアル・マドリードアトレティコ・マドリードがレンタルに興味を示しているほか、プレミアリーグのクラブも関心を寄せているという。マンチェスター・ユナイテッドは適正なオファーがあれば放出を検討する可能性が高いものの、残り1週間となった今夏の移籍市場での選択肢は限られているとの見方が強い。

 マンチェスター・ユナイテッドは今夏の移籍市場でブラジル代表FWマテウス・クーニャ、カメルーン代表FWブライアン・ムベウモ、スロベニア代表FWベンヤミン・シェシュコを獲得した一方で、アモリム監督の構想に含まれていないアルゼンチン代表FWアレハンドロ・ガルナチョらには退団の可能性が浮上している。生え抜きのメイヌーの去就もまた不透明となっているようだ。
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