チェルシーがバルセロナに所属するスペイン代表MFフェルミン・ロペスに関心を寄せているようだ。26日、『BBC』や『アスレティック』など複数のイギリスメディアが伝えている。


 FIFAクラブワールドカップ2025を制覇したチェルシーは今夏の移籍市場で積極的な補強を敢行。ブラジル代表FWジョアン・ペドロやイングランド代表FWジェイミー・バイノー・ギテンス、オランダ代表DFヨレル・ハトらここまで8名を獲得し、現在もライプツィヒに所属するオランダ代表MFシャビ・シモンズおよびマンチェスター・ユナイテッドに所属するアルゼンチン代表FWアレハンドロ・ガルナチョとの交渉を進めている。

 報道によると、F・ロペスもアタッカーの獲得候補として浮上しているとのこと。チェルシーはバルセロナがサラリーキャップ超過による選手登録問題に苦しんでいることや、攻撃陣の層が厚いことから獲得の可能性があると考えており、すでに代理人と連絡を取り合っているという。一方、現時点でバルセロナとのクラブ間交渉は行われていない模様。X・シモンズおよびガルナチョとの交渉が破談となった場合の“代替案”という見方もあるようだ。

 現在22歳のF・ロペスはバルセロナの下部組織出身で、2023年8月にトップチームデビューを飾った。次第に頭角を表し、スペイン代表にも定着すると、ハンジ・フリック監督が就任した昨シーズンは公式戦通算46試合で8ゴール10アシストをマーク。先発起用の機会こそ限られたものの、国内3冠達成に大きく貢献した。

 スペイン紙『アス』によると、チェルシーは5500万ユーロ(約94億円)程度のオファーを提示する可能性があるとのこと。バルセロナは数日以内にF・ロペスの去就に関して最終的な決断を下すようだ。
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