カラバオカップ2回戦が現地時間26日に行われ、サウサンプトンは敵地でノリッジと対戦した。キャメロン・アーチャーとライアン・フレイザーがネットを揺らして2点を先行すると、81分には途中出場の松木が右サイドからドリブルで持ち込み、ボックス手前で左足を一閃。強烈なミドルシュートがゴール右上に突き刺さり、チームに決定的な3点目をもたらした。サウサンプトンは3-0のまま試合を締め括り、3回戦進出を決めている。
現在22歳の松木は昨年夏にFC東京からサウサンプトンへ加入し、そのままギョズテペに武者修行へ。トルコの地で公式戦34試合出場6ゴール5アシストという成績を残すと、今夏にチャンピオンシップ(イングランド2部リーグ)を戦うサウサンプトンへの復帰を果たした。今シーズンは未だ先発起用こそないものの、ここまで公式戦5試合中3試合に出場。ノリッジ戦での豪快な一撃が記念すべきクラブでの初ゴールとなっている。
試合後、スティル監督は松木のゴールを「ワールドクラスのシュートだった。相手を押し込み、スペースを作り出してセカンドボールを拾い、そのまま前方へ駆け上がった。トレーニングでも見たことがなかったので、本人も含めてみんなが驚いたと思うが、本当に良いシュートだった」と手放しで称賛しつつ、次のように言葉を続けた。
「全員がシュートを打ってほしいし、シュートを打たなければ得点に繋がらない。
復帰3戦目にしてゴールという結果を残した松木。今シーズンから指揮を執るスティル監督の下で定位置を確保することはできるだろうか。今後のパフォーマンスにも注目だ。
【ゴール動画】松木玖生が左足一閃! 強烈なシュートがネット揺らす