レアル・ソシエダがパリ・サンジェルマン(PSG)に所属するスペイン代表MFカルロス・ソレールに関心を寄せているようだ。26日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。


 約6年半に渡って指揮を執ったイマノル・アルグアシル前監督が退任し、セルヒオ・フランシスコ監督の下で新たなスタートを切ったレアル・ソシエダ。今夏の移籍市場ではクロアチア代表DFドゥイェ・チャレタ・ツァルとポルトガル代表FWゴンサロ・ゲデスを獲得したが、中心選手だったスペイン代表MFマルティン・スビメンディ(現:アーセナル)が退団したこともあり、現在は中盤の補強を検討しているという。

 報道によると、過去の移籍市場でも関心を寄せていたソレールがレアル・ソシエダにとって有力な選択肢となっているとのこと。選手本人はPSGで定位置を確保できずにいる現状からラ・リーガへの復帰に前向きで、代理人はすでにレアル・ソシエダの本拠地であるサン・セバスティアンを訪れて交渉に臨んでいるようだ。

 移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏も、レアル・ソシエダがソレールの獲得に興味を示しており、PSGとのクラブ間交渉が進行中と指摘。現時点では合意に達していないものの、交渉は数日中に加速する可能性があるという。

 現在28歳のソレールはバレンシアの下部組織出身で、2016-17シーズンにトップチームデビューを飾った。約6年間で公式戦通算226試合出場36ゴール31アシストという成績を残すと、2022年夏にPSGへ完全移籍。しかし、ルイス・エンリケ監督率いるチームではポルトガル代表MFヴィティーニャやスペイン代表MFファビアン・ルイスらの牙城を崩すことができず、昨シーズンはウェストハムにレンタルで放出された。
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