天皇杯 JFA 第105回全日本サッカー選手権大会・準々決勝の4試合が27日に各地で開催された。

 公式戦12試合無敗と好調を維持するFC町田ゼルビアは、ホームで鹿島アントラーズと対戦。
J1リーグでも優勝を争う両クラブによる一戦は、前半立ち上がりの15分に増山朝陽の加入後初ゴールで町田が先制する。さらに6分後には藤尾翔太が追加点を挙げ、46分にも下田北斗がロングシュートで3点目を奪う。以降はスコアが動かず、町田が3-0の完勝を収めた。

 ラウンド16で清水エスパルスを下したサンフレッチェ広島は、アウェイで名古屋グランパスと激突。試合は開始早々の5分に田中聡の得点でスコアを動かすと、19分にも田中が追加点をマークする。42分には中島洋太朗がPKでリードを広げ、48分には中野就斗がチームの4点目をゲットする。一方の名古屋も永井謙佑と山岸祐也のゴールで反撃したものの、4-2で勝利した広島が4強入りを果たした。

 ここまでジュビロ磐田川崎フロンターレブラウブリッツ秋田を撃破して快進撃を続けるSC相模原は、昨年の天皇杯王者であるヴィッセル神戸と対戦した。15分に加藤大育の得点で先制した相模原だったが、神戸も30分に小松蓮が同点弾を奪取。勝負は120分間で決着がつかずにPK戦へと突入し、GK新井章太の活躍もあり、神戸が準々決勝突破を決めた。

 J1クラブ同士の対決となったFC東京浦和レッズの一戦は、前半終了間際の42分に金子拓郎が先制点を獲得。リードを許したFC東京も、後半立ち上がりの52分にマルセロ・ヒアンが同点ゴールを挙げる。
すると、65分にまたもマルセロ・ヒアンがネットを揺らし、FC東京が逆転に成功。そのまま試合は終了し、FC東京が準決勝に駒を進めた。

 準々決勝の試合結果と11月16日に行われる準決勝の対戦カードは以下の通り。

準々決勝・試合結果
FC町田ゼルビア(J1) 3-0 鹿島アントラーズ(J1)
名古屋グランパス(J1) 2-4 サンフレッチェ広島(J1)
SC相模原(神奈川県) 1-1(PK:2-4) ヴィッセル神戸(J1)
FC東京(J1) 2-1 浦和レッズ(J1)

準決勝・対戦カード
FC町田ゼルビア vs FC東京
サンフレッチェ広島 vs ヴィッセル神戸
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