2024年冬に、自身初の海外挑戦として、名古屋グランパスからレギア・ワルシャワへと移籍した森下龍矢。すると加入2年目の昨シーズンは、ゴンサロ・フェイオ前監督に攻撃的なポジション(ウイングやインサイドハーフ)で起用されたことを境に、公式戦14得点14アシストと傑出。クラブ史上21度目の優勝を飾った国内カップ戦の決勝戦では、同試合のMVPに選出される活躍だった。そして今夏、イングランド2部リーグに所属するブラックバーンと2028年夏までの3年契約を締結し、由緒あるクラブの『25』を背負ってプレーすることが決まった。
そんな森下が、クラブの公式インタビューに登場。新天地に到着した心境について、「この偉大なクラブに加入できて本当に嬉しいです。とくに、ここのヒーローである大橋選手からブラックバーンについて、たくさん聞けたので!」と始め、昨シーズンに公式戦10得点を記録した“チームトップスコアラー”との出会いを「初めて会ったのは6月の代表チーム」と振り返りつつ、「彼について語れることは、良いことばかりです。移籍期間中、彼とはかなり話をしました。イングランドのフットボールにあまり詳しくなかったので、たくさん学ぶことがありましたね」と決断の後押しとなった存在であることも明かした。
また、“本気好青年”は「彼とともに日本を代表し、このクラブでプレーできることを誇り思います。ローヴァーズ(クラブの愛称)のために、自分たちの実力を発揮したいですね。同じクラブに日本人選手が2人いるのは、とても特別であり光栄なことですから」と意気込み。
前身のフットボールリーグを含めて3度のトップリーグ優勝を誇る一方で、2011-12シーズンを最後にプレミアリーグから遠ざかっているブラックバーン。古豪復活の狼煙へ。森下と大橋の“日本人コンビ”は、14年ぶりの昇格に導くことはできるのだろうか。