リーグスカップ準決勝の2試合が現地時間の27日に行われ、決勝の対戦カードが決定した。

 リーガMX(メキシコ1部リーグ)とMLS(メジャーリーグ・サッカー)が共催するリーグスカップは、2019年に新設された。
今大会、リーガMXからは全18チームが参戦しているものの、MLSからは2024シーズンのレギュラーシーズンで東西を通して18位以内に入ったチームが参加。リーグフェーズはリーガMX、MLSとそれぞれのリーグごとの開催となり、18チームのうち上位4チームが決勝トーナメントへ進出。準々決勝では、全4カードでMLS勢の勝利となっていた。

 準決勝第1試合には、昨季の大会覇者であるインテル・マイアミが登場。オーランド・シティとのゲームには、リオネル・メッシを筆頭に、ジョルディ・アルバ、セルヒオ・ブスケツ、ロドリゴ・デ・パウル、ルイス・スアレスと、錚々たる面々がスターティングメンバーに名を連ねた。

 試合は前半アディショナルタイム、ルイス・ムリエルからのパスを受けたマルコ・パシャリッチが強烈な左足シュートを突き刺し、オーランド・シティが先手を取る。このまま時計の針が進んだものの、77分にはメッシがPKを成功させ、インテル・マイアミが同点に追いつく。同大会は延長戦がないため、1-1で終われば決着はPK戦に委ねられることとなっていたが、88分、メッシが大仕事をやってのける。

 ペナルティエリア手前左寄りの位置でクリアボールを拾ったメッシは、ドリブルで相手3人を引き寄せると、J・アルバとのワンツーで一気にボックス内のスペースへ侵入。最後は左足でグラウンダーのシュートを沈め、インテル・マイアミが逆転に成功した。勢いに乗るインテル・マイアミは後半アディショナルタイム、スアレスとのワンツーからテラスコ・セゴビアがトドメの3点目を奪い、勝負あり。インテル・マイアミがオーランド・シティを3-1で下し、大会連覇へ王手をかけた。


 第2試合ではロサンゼルス・ギャラクシーとシアトル・サウンダーズが激突。序盤の7分にゴール前のこぼれ球をペドロ・デ・ラ・ベガが蹴り込み、シアトル・サウンダーズが先手を取ると、後半に入った57分にはオサゼ・デ・ロザリオが追加点を奪い、シアトル・サウンダーズが2-0で勝利した。なお、ロサンゼルス・ギャラクシーに所属する吉田麻也はフル出場、山根視来は後半の68分から出場した。

 この結果、8月31日に控えた決勝ではシアトル・サウンダーズとインテル・マイアミが、3位決定戦ではロサンゼルス・ギャラクシーとオーランド・シティが対戦することとなった。


【ハイライト動画】役者が違う!メッシ2発でインテル・マイアミが連覇へ王手



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