クリスタル・パレスは29日、ビジャレアルからスペイン代表FWジェレミ・ピノが完全移籍加入することを発表した。

 クラブからの発表によると、契約期間は2030年6月30日までの5年間。
アーセナルへ旅立ったイングランド代表FWエベレチ・エゼの後任として、エースナンバーの「10」を託されることが決まった。移籍金は公表されていないものの、イギリスメディア『スカイスポーツ』によると、2100万ポンド(約42億円)にボーナス500万ポンド(約10億円)が付いた総額2600万ポンド(約52億円)だという。

 完全移籍加入に際し、ピノはクリスタル・パレスを通してコメントを発表。「ここに来ることができてとても嬉しい。プレミアリーグでプレーすること、クリスタル・パレスのような歴史あるクラブに来ることは僕の夢だった。チームに貢献するために全力を尽くす」との言葉で、加入を喜んだ。

 同様に、クリスタル・パレスのスティーブ・パリッシュ会長は、次のような言葉でピノの加入を歓迎した。

「ジェレミのような選手が、キャリアの次のステップとして我々のクラブを選んでくれたことは、非常に喜ばしいニュースだ。彼はエキサイティングかつ才能に溢れた若き選手で、スペイン国内だけでなく、欧州の大会やスペイン代表としても素晴らしい記録を残している」

「クラブにとって、多方面で競い合うエキサイティングなシーズンが待ち受けている中で、彼の才能はパレスのファンを楽しませてくれるに違いない。『セルハースト・パーク』で彼のプレーを見ることを楽しみにしているよ」

 ピノは2002年10月20日生まれの現在22歳。16歳だった2019年夏にビジャレアルのカンテラ(育成組織)へ加わると、2020年10月にトップチームデビューを飾った。デビューシーズンから主力に食い込む活躍を見せ、ヨーロッパリーグではマンチェスター・ユナイテッドを破っての優勝を経験。
以降もビジャレアルにとって欠かせないウインガーに君臨しており、公式戦通算では170試合出場22ゴール23アシストを記録した。今季のラ・リーガでも2試合にスタメン出場していたなかで、クリスタル・パレスに新天地を求めることとなった。

 また、各年代別のスペイン代表にも名を連ねており、2021年6月にA代表に初招集されると、同年10月にはスペイン代表デビュー。FIFAワールドカップカタール2022では、出場こそなかったもののメンバーに入った。これまでに国際Aマッチ通算15試合出場3ゴールをマークしており、9月に控えたFIFAワールドカップ26欧州予選に臨むスペイン代表のメンバー26名にも選ばれている。

 日本代表MF鎌田大地を擁するクリスタル・パレスは、昨季のFAカップで初優勝を果たした。今季は本来ならばヨーロッパリーグ(EL)に出場する予定となっていたが、UEFA(欧州サッカー連盟)のマルチクラブオーナーシップ規則に抵触し、カンファレンスリーグ(ECL)参戦が決定。プレミアリーグでは開幕戦から2試合連続のドローを続けている。

 今夏の移籍市場ではPSVからアルゼンチン代表GKワルテル・ベニテス、アヤックスからクロアチア代表DFボルナ・ソサを完全移籍で迎え入れており、ピノはクラブにとって3人目の新戦力となった。


【動画】クリスタル・パレスがピノ加入を正式発表!



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