ヴィッセル神戸は31日、大旗による事象について声明を発表した。

 発表によると、30日に『ノエビアスタジアム神戸』にて開催された2025明治安田J1リーグ第28節の横浜F・マリノス戦で、神戸のサポーターズシートで振られていた大旗が、ピッチ上の選手に接触する可能性があった事象を確認したという。


 これを受け、神戸は安全に関わる事象であると判断し、スタジアム内のあらゆる角度の映像をクラブ内でも見直し、また速やかに当該大旗を振っていた当事者と当日中に面談を実施。事象の経緯や当時の状況、意図などについて詳細な確認を行った結果、当事者からは、特定の選手に対して攻撃的な意図は無く、ボールが大旗に絡んだ際、ボールをリリースしようとした動作であったとの説明を受けたことを明らかにした。

 それでも、当事者も映像を見返したところ、選手への接触可能性があったと認識。事態の重大さを深く反省しているほか、当事者より、大旗を使用する応援活動の無期限自粛、及び年内の来場自粛の申し出があったことを伝えている。

 これを受け、神戸も「選手の安全なプレー環境、そして全ての皆さまが安心して楽しめる観戦・応援環境を維持するためにも、この当事者からの申し出を受理する予定です。加えて、当事者以外の大旗の使用についてもピッチから近いことも鑑み、協議していきたいと考えております」と対応を明かしつつ、次のように声明を発表している。

「今後の改善策について、協議が完了し、Jリーグのプロセスに基づき適切な手続きをした後に、 改めてヴィッセル神戸公式サイト等で皆さまにご案内させていただきます」

「最後に、今回の事象を受け、SNS等において、当事者の個人を特定しようとする行為や、個人に対する心ない誹謗中傷が散見されております。このような行為は、決して行わないよう、皆さまに改めて強くお願い申し上げます。当クラブは、いかなる理由であっても、個人への誹謗中傷を容認いたしません」

「ヴィッセル神戸は、来場者の皆さまが安心して楽しめるスタジアムづくり、また選手・スタッフが安心安全に試合に集中できる環境づくりに努めてまいります。引き続き、皆さまのご理解と温かいご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます」
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