ブンデスリーガ第2節が31日に行われ、ヴォルフスブルクとマインツが対戦した。

 昨シーズンのブンデスリーガを6位で終え、ヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)の出場権を獲得したマインツ。
加入初年度の日本代表MF佐野海舟は全34試合に先発出場し、ボランチの主軸としてチームの躍進を支えた。さらなる飛躍を目指す今シーズンだが、開幕節では退場者が出た影響もあり、ケルンに0-1で敗れている。初白星を目指す今節は昨シーズンの11位ヴォルフスブルクのホームに乗り込んでの一戦。佐野はボランチの一角として2試合連続の先発出場を飾り、新加入の川﨑颯太はベンチスタートとなった。

 開始早々の9分にスコアが動く。ヴォルフスブルクは自陣右サイドのスローインから攻撃をスタートさせると、ロヴロ・マイェルがライン間でボールを引き取り敵陣内へ侵入。左サイドを駆け上がったアーロン・ツェンターが左足を振り抜くと、ディフレクトしたボールがゴールに吸い込まれた。先制に成功されたマインツは12分、右サイドからのクロスからチャンスを作り、佐野がボックス手前中央からミドルシュートを放ったが、惜しくも枠の左へ外れる。

 前半はこのまま1-0で終了。佐野は中盤で積極的にボールを受けてパスを捌きつつ、機を見た前線への駆け上がりでチャンスに絡むも、マインツは1点ビハインドで後半を迎えることとなった。

 迎えた後半、マインツは攻勢を強めるも、ラストパスやフィニッシュの精度を欠き、得点を奪えぬまま時計の針が進んでいく。79分にはナディーム・アミリのクロスからドミニク・コールのヘディングシュートが右ポストを叩き、こぼれ球に佐野が反応したがボレーシュートは枠を大きく外れた。
それでも85分、アントニ・カシの右からの鋭いクロスが相手DFのハンドを誘発してPKを獲得。これをアミリが沈めて土壇場で試合を振り出しに戻した。

 その後もマインツがやや押し気味に試合を進めるも、勝ち越しゴールを奪うことができず。試合はこのまま1-1で終了した。次節は9月13日に行われ、ヴォルフスブルクはホームでケルン、マインツはホームでライプツィヒと対戦する。

【スコア】
ヴォルフスブルク 1-1 マインツ

【得点者】
1-0 9分 アーロン・ツェンター(ヴォルフスブルク)
1-1 89分 ナディーム・アミリ(PK/マインツ)
編集部おすすめ