リーグ・アン第3節が31日に行われ、モナコとストラスブールが対戦した。

 日本代表FW南野拓実が所属するモナコは昨シーズンのリーグ・アンを3位で終え、2年連続でチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得。
南野も公式戦通算43試合に出場し9ゴール5アシストをマークするなど充実の一年間となった。今シーズンは開幕節でル・アーヴルを3-1で撃破したものの、前節は試合終了間際の失点でリールに完封負け。今節は2勝目を目指してホームにストラスブールを迎える。南野はベンチスタートとなった。

 開始早々の6分にスコアが動く。フォラリン・バログンが相手GKに対して猛烈にプレッシャーをかけると、コントロールミスを拾ったマグネス・アクリウシェが無人のゴールに流し込み、モナコが先制に成功した。ビハインドを負ったストラスブールは23分、バレンティン・バルコの低い左CKにディエゴ・モレイラが合わせたが、GKルーカス・フラデツキーの好セーブに阻まれる。

 33分にはバルコとモレイラの連携で左サイドを崩し、鋭いクロスにホアキン・パニチェッリが頭で合わせてネットを揺らしたが、際どいオフサイド判定で得点は認められず。事なきを得たモナコは6分後、ロングカウンターからバログンが相手DFの背後へ抜け出してフィニッシュまで持ち込んだが、シュートは相手GKの好セーブに阻まれた。前半はこのまま1-0で終了する。

 後半立ち上がりの48分、モナコはGKフラデツキーが相手の決定機を防いだところからカウンターを発動。ミカ・ビエレスのポストプレーを受けたラミン・カマラがスルーパスを送り、抜け出したバログンが巧みなループシュートを沈めてリードを2点に広げた。
その直後にはジョルダン・ティーゼの絶妙なグラウンダークロスをアレクサンドル・ゴロビンが折り返し、ビエレスがネットを揺らす。完璧な形だったが、オフサイドの判定で得点とはならなかった。

 モナコはその後も試合を優位に進め、次々と追加点のチャンスを作り出す。しかし3点目を奪えずにいると、73分にディラン・バクワにネットを揺らされストラスブールに1点を献上する。その直後には右から仕掛けたバクワがボックス内へ侵入し、相手DFのファウルを誘発。このPKをパニチェッリが沈めて一気に試合を振り出しに戻した。追い付かれたモナコは85分、ゴロビンを下げて南野を投入する。

 すると90+6分、南野が起点を作ったところから敵陣バイタルエリアに攻め込み、アクリウシェが左から絶妙なクロスを供給。これを南野が頭で押し込み、モナコが土壇場で勝ち越しに成功した。試合は3-2で終了。次節は9月14日に行われ、モナコはアウェイでオセールと、ストラスブールはホームでル・アーヴルと対戦する。

【スコア】
モナコ 3-2 ストラスブール

【得点者】
1-0 6分 マグネス・アクリウシェ(モナコ)
2-0 48分 フォラリン・バログン(モナコ)
2-1 73分 ディラン・バクワ(ストラスブール)
2-2 76分 ホアキン・パニチェッリ(PK/ストラスブール)
3-2 90+6分 南野拓実(モナコ)


【ゴール動画】南野拓実の今季初ゴールは劇的決勝弾!


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