新シーズンの初戦となったパルマ・カルチョとの開幕節を2-0で制し、6年ぶりのセリエA王座奪還へ順調なスタートを切ったユヴェントス。
試合は序盤から拮抗した展開が続き、互いに目立ったチャンスを作れないまま時間が経過。最初のシュートはジェノアに生まれ、26分に中盤でボールを奪ったバレンティン・カルボーニが右サイドへ浮き球のスルーパスを供給。裏に向け出したミカエル・エギル・エラートソンがカットインから左足を振り抜くが、シュートはGKの正面に飛んでしまった。
前半終盤に入るとユヴェントスが攻勢を強め、41分に決定機を創出する。ポゼッションで相手を押し込みつつ、ブレーメルが左サイドで待つJ・マリオに配給。ドリブルで縦に運びながらライン際のユルディズに繋ぎ、細かいタッチからゴール前にグラウンダーのクロスを送る。しかし、ニアでフェデリコ・ガッティが合わせたボールをGKニコラ・レアーリがビッグセーブ。ジェノアの守護神がチームを救う。
その2分後には再びユルディズが左サイドからクロスを入れ、相手にクリアされたこぼれ球をピエール・カルルがボレーで狙う。シュートはブロックされたものの、ボックス手前に飛んだセカンドボールをガッティがヘディング。混戦からファーに流れたパスをユルディズが収め、角度の小さい位置で左足を振り抜く。
後半も立ち上がりから一進一退の攻防が繰り広げられ、両者ビッグチャンスが訪れずに終盤へと突入。それでも73分、途中投入されたドゥシャン・ヴラホヴィッチがスコアを動かす。フィリップ・コスティッチのクロスがマーカーに当たり、ユヴェントスが左サイドでコーナーキックを獲得。キッカーを務めたコスティッチが左足でアウトスイングのクロスを蹴り込むと、GK手前にポジションを取ったヴラホヴィッチが下がりながら合わせる。ヘディングで逸らしたシュートがネットを揺らし、ユヴェントスが先制した。
結局、そのまま試合は1-0で終了し、ユヴェントスがリーグ戦連勝を達成した。次節、ジェノアは15日にアウェイでコモと対戦。ユヴェントスは13日にホームでインテルと対戦する。
【スコア】
ジェノア 0-1 ユヴェントス
【得点者】
0-1 73分 ドゥシャン・ヴラホヴィッチ(ユヴェントス)