セリエA第2節が8月31日に行われ、インテルとウディネーゼが対戦した。

 新シーズンの初戦となったトリノとの開幕節を5-0で制し、2年ぶりのセリエA制覇に向け最高の船出となったインテル。
本拠地『スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ』でウディネーゼと激突する今節も、最前線にはマルクス・テュラムとラウタロ・マルティネスが並んだ。

 試合は立ち上がりから主導権を握ったインテルがスコアを動かす。17分にGKからのビルドアップで攻撃を仕掛け、ハーフウェイライン右でパスを受けたラウタロが華麗なターンを披露。テュラムを経由して左サイドのフェデリコ・ディマルコへと繋がり、左足でボックス内にクロスを入れる。テュラムがゴール正面で巧みにボールを収めると、最後はラストパスにデンゼル・ダンフリースが反応。確実に押し込んでインテルが先制した。

 一方のウディネーゼも26分に反撃。浅い位置から蹴り込まれたクロスにニコロ・ベルトラが競り合い、対応を試みたダンフリースのハンドを誘発。アウェイチームがPKを獲得し、ケイナン・デイヴィスがキックを沈めて同点弾を挙げた。さらに40分、ウディネーゼが中盤でのボール奪取からカウンターに移行。ペナルティエリア手前より狙ったアーサー・アタの一撃がゴールに吸い込まれ、鮮やかなコントロールショットでウディネーゼが逆転した。

 56分にはインテルが決定機を創出。
テンポの良いパスワークで右サイドを攻略し、バイタルエリアに入り込んできたニコロ・バレッラがライン際に配球を試みる。しかし、ボールはマーカーに当たって軌道が変化し、ウディネーゼのボックス内へと流れていく。ペタル・スチッチがバックヘッドで後方に逸らすと、浮き球をコントロールしたテュラムが走り込んできたディマルコへラストパス。ダイレクトで放った地を這うミドルシュートが枠に突き刺さった。だが、テュラムの位置がオフサイドであったため、VARの介入により得点は取り消された。

 以降もインテルが猛攻を仕掛けたが、試合は2-1で終了。ウディネーゼが敵地で逆転勝利を収め、貴重な3ポイントを積み上げた。次節、インテルは13日にアウェイでユヴェントスと対戦。ウディネーゼはその翌日にアウェイでピサと対戦する。

【スコア】
インテル 1-2 ウディネーゼ

【得点者】
1-0 17分 デンゼル・ダンフリース(インテル)
1-1 29分 ケイナン・デイヴィス(ウディネーゼ)
1-2 40分 アーサー・アタ(ウディネーゼ)
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