トッテナム・ホットスパーは9月1日、パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWランダル・コロ・ムアニがレンタル移籍で加入することを発表した。なお、今回の契約には買い取りオプションや買い取り義務の条件は付帯していないとのことだ。


 現在26歳のコロ・ムアニは、2023年9月に9500万ユーロ(約163億円)という巨額の移籍金でフランクフルトからPSGに完全移籍。加入初年度の2023-24シーズンは公式戦40試合に出場し9得点を記録したが、2024-25シーズンは出場機会が減少。2025年1月にユヴェントスにレンタル移籍すると、セリエAで16試合に出場し8得点を記録していた。

 センターフォワードの他、両ウイングでもプレーが可能なコロ・ムアニは、今年6月に行われたFIFAクラブワールドカップでも3試合で2得点を記録。ユヴェントスは慰留を望みPSGと交渉を重ねていたが、完全移籍での売却を望むPSGに対してレンタル移籍をオファーしていたこともあり、交渉は進展せず。ニューカッスルやチェルシーも関心を寄せていた中、スパーズが交渉を進めて1年間のローン移籍で合意に至ったとのことだ。

 新天地で39番を背負うことが決まったコロ・ムアニは、クラブ公式サイトで以下の通り意気込みを口にしている。

「このような素晴らしいクラブに所属でき、本当に嬉しく誇りに思う。チームメイトやファンのみんなに会って、ピッチに立つのが待ちきれない。監督が僕に何を期待しているかはわかっている。ユニフォーム、クラブ、そしてファンのために全力を尽くす。チームのためにすべてを捧げる」

 今夏のスパーズはバイエルンからFWマティス・テルを完全移籍で買い取った他、ウェストハムのガーナ代表FWモハメド・クドゥス、ライプツィヒのオランダ代表MFシャビ・シモンズと攻撃の駒を確保している。

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