クラブからの発表によると、移籍形態はレンタル移籍で、契約期間は2025-26シーズン終了時までにあたる2026年6月30日まで。
なお、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、レンタル料は200万ユーロ(約3億4000万円)で、完全移籍の買い取りオプションは1500万ユーロ(約25億円)に設定されているという。さらに、買い取り義務の発生条件は、インテルが今シーズンのセリエAで優勝すること、アカンジが50パーセント以上の試合に出場することの2点だと指摘された。
現在30歳のアカンジは2022年夏にドルトムントからマンチェスター・シティへ完全移籍加入。本職のセンターバック(CB)だけでなく、サイドバック(CB)も柔軟にこなし、加入初年度にはクラブ史上初のチャンピオンズリーグ(CL)優勝に貢献した。これまでマンチェスター・シティでは公式戦通算136試合のピッチに立っており、通算「7」タイトル獲得を経験。一方で、昨季後半戦はケガに泣かされると、今季に入ってからもここまで出場機会がなかった。
今夏の移籍市場終盤に退団の可能性が浮上すると、ミランやクリスタル・パレス、ガラタサライなど複数クラブが関心を示したが、最終的にインテル行きが決定。今シーズン、セリエA王座奪還を目指すインテルは、U-21フランス代表FWアンジェ・ヨアン・ボニー、同MFアンディ・ディウフ、ブラジル人FWルイス・エンリケ、クロアチア代表MFペタル・スチッチを獲得しており、アカンジは5人目の新戦力となった。