今夏に大型補強を敢行したアーセナルが、移籍市場最終日に大規模な人員整理を敢行。
キヴィオルの契約には買い取りオプションも付随。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、金額は1700万ユーロ(約29億円)となっており、追加ボーナスや売却条項などを含めると最大総額2700万ユーロ(約47億円)に達するようだ。また、ドイツメディア『スカイスポーツ』によると、ヴェエイラの契約にも2000万ユーロ(約34億円)程度の買い取りオプションが付随している可能性があるという。
現在25歳のキヴィオルは2023年1月にスペツィアから完全移籍加入。先発起用の機会こそ限られていたものの、左センターバック(CB)や左サイドバック(SB)を主戦場に公式戦通算68試合出場3ゴール5アシストという成績を残し、昨シーズンはブラジル代表DFガブリエウ・マガリャンイスの負傷離脱によって出場機会を増やした。
現在28歳のジンチェンコは2022年夏にマンチェスター・シティから完全移籍で加入した。かつてマンチェスター・シティのアシスタントコーチだったミケル・アルテタ監督の下で“偽SB”として起用され、ここまで公式戦通算91試合に出場し3ゴール5アシストをマーク。しかし、守備強度の低さが度々指摘され、ここ数年はイタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリの加入やイングランド代表DFマイルズ・ルイス・スケリーの台頭により序列が低下している。
現在25歳のヴィエイラは2022年夏にポルトから完全移籍加入。ここまで公式戦通算49試合出場3ゴール10アシストという成績を残しているが、ノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴーアら主力の牙城を崩すことはできず、昨年は古巣ポルトへレンタル移籍していた。
ネルソンもキヴィオルやヴィエイラと同じく現在25歳で、アーセナルの下部組織出身。