クレモネーゼは9月1日、元イングランド代表FWジェイミー・ヴァーディの加入を発表した。 

 今夏にレスターでの約13年間に及ぶ冒険に終止符を打ったベテランストライカーが、自身初挑戦となるセリエAでキャリアの新章をスタートさせる。
クラブの発表によると、契約期間は2026年6月30日までの1年間で、一定の条件を満たした場合に付与される延長オプションが付随しているようだ。

 ヴァーディは1987年1月11日生まれの現在38歳。ハリファックス・タウン(当時6部リーグ所属)やフリートウッド(当時5部リーグ所属)でプレーした後、2012年夏にレスターへ活躍の場を移した。2013-14シーズンにはチャンピオンシップで16ゴール10アシストをマークし、プレミアリーグ昇格に大きく貢献。2015-16シーズンは11試合連続ゴールというリーグ新記録を樹立し、“奇跡”と謳われた優勝の原動力となった。

 その後もエースストライカーとして活躍し続け、2019-20シーズンにはプレミアリーグ得点王に。昨シーズンも公式戦36試合で10ゴール4アシストをマークしたが、6月末の契約満了に伴う退団が決定。約13年間を過ごしたレスターでの通算成績は公式戦500試合出場200ゴール71アシストとなっている。

 クレモネーゼは「情熱と粘り強さをサッカー選手としてのキャリアの礎としてきたヴァーディは、音楽の卓越性を誇るヴァイオリン制作の世界的都市であるクレモナで新たな冒険をスタートさせる。新たなストライカーはニコラ監督率いるチームに加わり、クレモナの勝利に貢献するだろう」としつつ、「ジェミー、クレモナへようこそ!」とヴァーディの加入を歓迎している。

※選手の経歴に誤りがありましたので修正いたしました(9月2日10:00)


【画像】ヴァーディのクレモネーゼ加入が決定!


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