セリエAのコモは9月1日、元イングランド代表MFデレ・アリと契約解除に合意したことを発表した。

 現在29歳のデレ・アリは、地元クラブのMKドンズでプロキャリアをスタート。
2015年に加入したトッテナムでは1年目から主力に定着すると、2016-17シーズンにはリーグ戦37試合出場18ゴール9アシストをマークしてクラブを2位フィニッシュに導いた。しかし、以降は度重なる負傷や素行不良などが原因で出場機会を失い、2022年1月にエヴァートンへの完全移籍を決断。以降はベシクタシュへのレンタル移籍やエヴァートン復帰を経て、今年1月にコモに完全移籍した。

 自身初のイタリア挑戦では半年間で公式戦わずか1試合の出場にとどまるなど、満足なプレータイムを得られていないデレ・アリ。現行契約を2026年6月30日まで残す同選手だが、2025-26シーズンはプレシーズン合宿に帯同しないまま開幕を迎えており、一部メディアは現役引退の可能性を報じていた。

 そうしたなか、コモはデレ・アリと双方合意のもとで契約を解除したことを発表。クラブ公式サイトによると、選手側が継続的に出場機会を得ることを強く望んでいた一方、コモの直近の構想には含まれていなかったため、移籍市場閉幕前での契約解除に至ったという。果たしてデレ・アリは今後どのクラブでキャリアを歩んでいくことになるのか。
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