ユヴェントスは9月1日、リールからコソボ代表FWエドン・ジェグロヴァ、ライプツィヒからベルギー代表FWロイス・オペンダが、それぞれ加入することを発表した。

 クラブからの発表によると、ジェグロヴァは完全移籍加入となり、2030年6月30日までの5年契約を締結した。
移籍金は基本金が1430万ユーロ(約25億円)で、これを4回の分割で支払うほか、別途120万ユーロ(約2億円)の追加費用も発生。加えて、スポーツ面の目標達成に応じて、最大300万ユーロ(約5億円)のボーナスも付帯しているという。背番号は「11」に決まった。

 一方で、オペンダはレンタル移籍で、契約期間は2026年6月30日までの1年間。有償レンタルで、レンタル料は330万ユーロ(約6億円)、スポーツ面の目標達成に応じて、最大80万ユーロ(約1億円)のボーナスが発生する可能性もある。なお、同レンタル移籍契約は、一定の条件を満たした場合に買い取り義務が発生し、完全移籍に移行する際の最終的な移籍金は4060万ユーロ(約70億円)+ボーナス170万ユーロ(約3億円)、これを4回の分割で支払うことが伝えられている。背番号は「20」と発表された。

 ジェグロヴァは1999年3月31日生まれの現在26歳。ベルギーのシント・トロイデンのアカデミー育ちで、ヘンク、バーゼルを経て、2022年冬にリールへ完全移籍加入。右ウイングを主戦場として主力に定着し、在籍した3年半で公式戦通算107試合出場26ゴール18アシストを記録した。なお、ユヴェントスは今夏、リールからカナダ代表FWジョナサン・デイヴィッドを完全移籍で迎え入れており、リールから獲得する2人目の新戦力となる。昨季終盤は内転筋のケガで公式戦の舞台から遠ざかっており、初挑戦のセリエAで“復活”を誓う。


 オペンダは2000年2月16日生まれの現在25歳。母国のクラブ・ブルッヘのアカデミーで育ち、2018年8月にトップチームデビューを飾った。クラブ・ブルッヘでは才能が開花しなかったものの、2020年夏よりレンタル移籍したフィテッセでゴールを量産すると、2022年夏に加わったRCランスでも抜群の得点感覚を披露。2023年夏、ライプツィヒへ完全移籍加入すると、在籍した2年間で公式戦通算90試合出場41ゴール18アシストを記録。今季もここまで行われたブンデスリーガ2試合、DFBポカール1試合のピッチに立っていたが、“デッドライン・デー”に移籍が決まった。

 今夏の移籍市場における動きとしては、昨季のレンタル加入組の買い取りがメインとなったユヴェントス。それでも、移籍市場の最終日にはアルゼンチン代表FWニコ・ゴンサレスをアトレティコ・マドリードへ売却し、入れ替わるように2名のアタッカーを補強。既に開幕したセリエAでは2連勝と好スタートを切っており、イゴール・トゥドール監督の下、6年ぶりの優勝へ準備を整えた。


【動画】オペンダはライプツィヒで得点を量産



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