クラブからの発表によると、レンタル移籍期間は2025-26シーズン終了時までにあたる2026年6月30日まで。
完全移籍加入に際し、チュクウェゼはフルアムを通して「ここに来られて本当に嬉しいよ。前から知っていた通り、素晴らしいクラブだし、チームメイトにはナイジェリア代表で共にプレーする仲間もいて、まるで故郷にいるような感覚さ。すでに居心地が良いね。早くプレーを始めたい」とコメントを発表している。
チュクウェゼは1999年5月12日生まれの現在26歳。2017年夏、母国ナイジェリアからスペインへ渡り、ビジャレアルのカンテラ(育成組織)に入団すると、翌年8月にトップチームデビューを飾った。以降は右ウイングを主戦場として主力に定着し、2020-21シーズンにはケガの影響で決勝のピッチには立てなかったものの、ヨーロッパリーグ(EL)制覇を経験。公式戦通算207試合出場で37ゴール29アシストの数字を引っ提げ、2023年夏にミランへ完全移籍加入した。
ミランでは加入直後こそ主力の一角として活躍していたものの、徐々に序列が低下。昨季後半戦はベンチを温める機会も増えていた。
なお、フルアムは同じ“デッドライン・デー”に、シャフタール・ドネツクからブラジル人FWケヴィンを完全移籍で、バイエルンからU-21スウェーデン代表FWヨナ・クシ・アサレを買い取りオプション付きのレンタル移籍で迎え入れており、チュクウェゼを含めて、移籍市場の最終日に3名の新戦力を獲得している。
今季で4シーズン連続のプレミアリーグを戦うフルアムは、第3節終了時点で2分1敗と未勝利が続いている。新戦力の3名には、プレミアリーグにおける今季初勝利と、浮上のための活躍が期待される。
【画像】チュクウェゼがフルアムのユニフォームに袖を通す