ライプツィヒは9月1日、スポルティングからデンマーク代表FWコンラッド・ハーダーが完全移籍加入することを発表した。

 クラブからの発表によると、ハーダーはライプツィヒと2030年6月30日までの5年契約を締結。
移籍金は公表されていないものの、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、基本金として2600万ユーロ(約45億円)が支払われるほか、最大400万ユーロ(約7億円)のボーナスも設定されているという。背番号は「11」に決まった。

 完全移籍加入に際し、ハーダーはライプツィヒを通してコメントを発表。次のように、新天地に加入しての心境を明かした。

「ライプツィヒでの新たな挑戦を本当に楽しみにしている。ブンデスリーガは言わずとしれたトップリーグであり、自分自身がさらに成長し、実力を発揮できる舞台だと思う。多くのゴールを決め、このチームの一員として目標達成に貢献したい。ライプツィヒは攻撃的でインテンシティーの高いサッカーを披露していて、僕のプレースタイル的にもぴったりのクラブだと思ったんだ」

「過去にはユスフ・ポウルセン(現:ハンブルガーSV)やエミル・フォルスベリ(現:ニューヨーク・レッドブルズ)など、ライプツィヒではスカンジナビア出身の選手が何人も活躍してきた。彼らのように、僕もこのクラブに自分の名前を刻みたいと思っている。『レッドブル・アレナ』のファンの前でプレーするのが待ちきれない気持ちだし、ピッチに立った時には全力を尽くすよ」

 ハーダーは2005年4月7日生まれの現在20歳。母国デンマークのノアシェランでプロキャリアをスタートさせると、2024年夏にはスポルティングへ活躍の場を移した。スポルティングでは本職のセンターフォワードだけでなく、左右のウイングでもプレー。
昨シーズンは公式戦通算47試合の出場で11ゴール6アシストを記録し、プリメイラ・リーガ(ポルトガル1部リーグ)とタッサ・デ・ポルトガルの2冠に貢献。今年3月にはデンマーク代表デビューも飾った。既に今シーズンは開幕しているが、スポルティングの選手として5試合のピッチに立っており、1ゴールを挙げていた。

 ライプツィヒは今夏の移籍市場で、直近の2シーズンで公式戦通算76試合出場21ゴール23アシストを叩き出していたオランダ代表MFシャビ・シモンズをトッテナム・ホットスパーへ売却したほか、同じく2年間で公式戦通算90試合出場41ゴール18アシストを記録したベルギー代表FWロイス・オペンダは、“デッドライン・デー”にユヴェントスへ移籍した。攻撃の“核”だった2名が退団したものの、今夏にミランへの移籍も取り沙汰された若きストライカーを確保に成功。加入後にレンタルへ出た選手を除くと、今夏7人目の新戦力としてライプツィヒに迎え入れられた。


【動画】ライプツィヒがハーダー加入を発表!



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