2025JリーグYBCルヴァンカップ準々決勝・ファーストレグの4試合が3日に行われた。

 プレーオフラウンドを勝ち上がった4クラブに加え、プライムラウンドからは横浜F・マリノスヴィッセル神戸川崎フロンターレ浦和レッズが参戦。
準々決勝と準決勝はホーム&アウェイ方式が採用され、11月1日に『国立競技場』にて行われる決勝戦で第33回大会の王者が決定する。

 明治安田J1リーグで2位につける柏レイソルは、アウェイで横浜FMと対戦。18分にジエゴの得点で先制した柏は、後半も攻撃陣を中心に横浜FMを圧倒。82分には植中朝日のゴールで1点を返されたものの、アディショナルタイムに途中投入の垣田がこの日自身2点目となる鮮やかなループシュートを流し込む。終わってみれば柏が4-1と快勝を収め、敵地でファーストレグを制した。

 リーグ戦で3位と好調を維持する神戸は、敵地で横浜FCと激突した。前半は互いに得点を奪えずスコアレスでハーフタイムに突入。すると、後半開始早々の50分にジョアン・パウロがこぼれ球を頭で押し込み、横浜FCが先制に成功する。さらに8分後、J・パウロの折り返しから小倉陽太が追加点をゲット。神戸を2-0で下した横浜FCが先勝を収めた。

 プレーオフラウンドを突破したサンフレッチェ広島湘南ベルマーレの一戦は、15分に加藤陸次樹のヘディング弾で広島が先行。しかし、湘南も41分と49分にゴールを挙げ、後半立ち上がりに試合をひっくり返す。
その後、湘南は86分に木下康介の得点で広島から追いつかれたものの、後半アディショナルタイムに小田裕太郎のシュートが二田理央に当たってゴールイン。土壇場で勝ち越した湘南が3-2で広島に勝利した。

 準々決勝から登場した浦和は、同じくプライムラウンドより参戦の川崎と対戦した。ホームの浦和は22分、関根貴大のフィードに抜け出した中島翔哉が先制点を奪取。以降は互いにネットを揺らせず、勝負は後半アディショナルタイムに突入する。そんななか、リーグ戦で3試合連続ゴール中の伊藤達哉が90+5分に値千金の同点弾を記録。ファーストレグは1-1のドローとなった。

 準々決勝・セカンドレグは、4日後の今月7日に開催。ファーストレグの結果は下記の通り。

 ■2025JリーグYBCルヴァンカップ準々決勝・ファーストレグ結果
横浜F・マリノス 1-4 柏レイソル
横浜FC 2-0 ヴィッセル神戸
湘南ベルマーレ 3-2 サンフレッチェ広島
浦和レッズ 1-1 川崎フロンターレ

【動画】伊藤達哉による試合終了間際の同点弾!




編集部おすすめ