プレーオフラウンドを勝ち上がった4クラブに加え、横浜F・マリノス、ヴィッセル神戸、川崎フロンターレ、浦和レッズが新たに登場するプライムラウンド。
試合は立ち上がりの7分に横浜FCがチャンスを作り出す。自陣でのボール奪取からカウンターに移行し、小倉陽太が前線の櫻川ソロモンにスルーパスを送る。スピードに乗ったドリブルで持ち運ぶと、ペナルティエリア内で右足に持ち替えながらシュートを狙う。グラウンダーのボールは枠を捉えたものの、GK新井章太のビッグセーブに防がれた。
対する神戸も16分、ポゼッションで相手を押し込みながらグスタボ・クリスマンが対角のフィードを供給。左サイドを抜け出した井出遥也が右足でクロスを蹴り込むと、ゴール前にポジションを取った小松蓮が頭で合わせる。立ち止まった状態で首を捻りながらヘディングしたが、ボールはわずかに枠を外れてしまう。
そんななか、後半開始早々の50分に横浜FCがスコアを動かす。中盤でこぼれ球を拾った小倉がシュートを狙い、相手に当たったセカンドボールを自ら回収。縦パスの先にいたジョアン・パウロがフリックすると、抜け出した伊藤翔がGKと1対1に。シュートはGK新井にブロックされるが、浮き球をJ・パウロが頭で押し込み、横浜FCが先制した。
さらに58分、バックパスを受けた福森晃斗が左足で縦にロングフィード。駆け上がったJ・パウロがボールを収め、ボックス内でマーカーと対峙しながらマイナス方向に折り返す。フリーの状態でパスを呼び込んだ小倉が合わせると、グランダーのシュートはゴール前の混戦を抜けてゴールイン。横浜FCがリードを広げた。
結局、そのまま試合は2-0で終了。横浜FCが先勝を収めた。準々決勝・セカンドレグは4日後の今月7日に行われる。
【スコア】
横浜FC 2-0 ヴィッセル神戸
【得点者】
1-0 50分 ジョアン・パウロ(横浜FC)
2-0 58分 小倉陽太(横浜FC)
【動画】小倉陽太が“ゴールへのパス”で追加点!