マンチェスター・シティは4日、日本女子代表(なでしこジャパン)MF長谷川唯と2029年まで契約したことを発表した。現行契約の2027年までの契約を2年間延長した形となる。


 昨シーズンの長谷川は、ウィメンズ・スーパーリーグ(WSL)全22試合にスタメン出場。第1回フェスティバル・オブ・ウィメンズ・フットボール・アワード(FWF・アワード)やエティハド・プレイヤー・オブ・ザ・シーズン(クラブ年間最優秀選手)を受賞するなど、チームの中心選手として活躍している。

 今回の契約延長を受けて、長谷川はクラブ公式サイトを通じて次のようにコメントしている。

「契約延長できてとてもうれしいし、興奮しています。素晴らしい選手たちが揃い、いいサッカースタイルを披露し、良いシーズンになることを願っています。このクラブでタイトルを勝ち取りたいし、一緒にプレーし続けたいと思う選手たちもいます。それがここに残りたい理由の一つです」

 また、女子チームのディレクターを務めるテレーゼ・ショーグラン氏は、「ユイが契約を延長してくれて本当にうれしい。彼女は世界トップクラスの選手の1人であり、持続的にトップレベルのチームと競い合うという我々の目標において重要な存在です」と述べ、称賛と今後に期待を寄せている。

 現在28歳の長谷川は、日テレ・東京ヴェルディベレーザの育成組織出身。2021年1月にミランへ移籍すると、同年8月にはウェストハムに加入。翌年にはマンチェスター・シティに完全移籍し、3年連続でイングランドプロサッカー選手協会(PFA)の選出する女子年間ベストイレブンに選ばれている。
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