プレミアリーグの
トッテナム・ホットスパーは4日、クラブ公式サイトでダニエル・レヴィ会長の退任を発表した。
現在63歳のレヴィ氏は、2001年にトッテナムの会長に就任。
今回、約25年にわたり務めてきた会長職からの退任が決定した。同クラブは公式サイトにて「この四半世紀でトッテナム・ホットスパーは大きな変革を遂げた。過去20シーズンのうち18シーズンで欧州大会に出場し、世界でも屈指の認知度を誇るクラブとなった」とレヴィ氏の貢献を強調。後任にはピーター・チャリントン氏が就任することも発表されている。
会長退任が決まったレヴィ氏は、「経営陣や全ての従業員とともに成し遂げてきた仕事を、私は非常に誇りに思っている。私たちはこのクラブを世界的な強豪へと築き上げ、最高レベルで戦える存在にした」とコメント。「そして、それ以上に私たちはコミュニティを築き上げてきた。リリーホワイト・ハウスやホットスパー・ウェイのチームから、歴代の選手・監督に至るまで、このスポーツ界で素晴らしい人々と仕事ができたことは幸運だった」と胸の内を明かした。
また、「長年にわたり私を支えてくれたファンの皆さんに心から感謝したい。決して容易な道のりではなかったが、大きな前進を遂げることができた。私はこれからもこのクラブを情熱的に支え続ける」と述べている。
なお、新会長となるチャリントン氏もコメントを発表。
「この特別なクラブの社外取締役会長に就任できることを大変光栄に思う。そして、クラブに長年にわたり献身と忠誠を尽くしてきたダニエル氏とそのご家族に、取締役会を代表して感謝を申し上げる」と謝意を示しつつ、「クラブにとって、ピッチ内外で新しいリーダーシップの時代が始まる。ここ数カ月で多くの変化があったが、それは未来に向けた新たな基盤を築くためのものだ。今後は安定を重視し、ヴィナイ氏(CEO)とその経営陣に率いられる才能ある人材がクラブ全体で力を発揮できるよう支援していく」と意気込みを伝えた。