リヴァプールは4日、マンチェスター・シティ・ウィメンズから女子日本代表(なでしこジャパン)DF清水梨紗をレンタル移籍で獲得したことを発表した。

 現在29歳の清水は、2009年に12歳で日テレ・ベレーザ(現日テレ・東京ヴェルディベレーザ)の下部組織である日テレ・メニーナに入団。
2013年にはトップチームに昇格し、2020年からはキャプテンを務めるなど、チームの中心選手に成長した。2022年8月には海外移籍を決断し、イングランドのウェストハム・ユナイテッドへと完全移籍。昨年7月にマンチェスター・シティへ加入した。

 昨年7月25日に行われたパリオリンピック2024・グループC第1節のスペイン女子代表戦で、右ひざ前十字靭帯断裂の重傷を負った清水。先月30日のプレシーズンマッチで約1年1カ月ぶりの実戦復帰を果たしていた同選手だが、今回リヴァプールへのレンタル移籍が決定した。

 なお、今季からリヴァプールを率いるのは、昨季までマンチェスター・シティの指揮官を務めていたギャレス・テイラー監督。また、同クラブにはなでしこジャパンのチームメイトであるMF長野風花が所属している。

 背番号『5』の着用が決まった清水は、クラブ公式サイトで以下の通り意気込みを語っている。

「このクラブに加入できてとても興奮していますし、ピッチに立ってプレーできる日を楽しみにしています。シティで一緒に過ごした時間から、監督がどんなサッカーをするのか分かっていたので、自分に合っていると感じました。だからこそ、このクラブを選びました」

「ケガをしていたので、この1年間はプレーできませんでした。でも、シティでの練習試合で再びピッチに立ったとき、その楽しさを改めて感じることができました。
なので、今度はリヴァプールでその喜びを味わいたいですし、クラブに貢献できればと思っています。とにかく試合に出てプレーし、リヴァプールの勝利に貢献したいです。そしてクラブとしても、引き続き上位を目指して戦っていきたいと思います」
編集部おすすめ