FIFAワールドカップ26南米予選・第17節が現地時間4日に行われ、アルゼンチン代表はベネズエラ代表を3-0で破った。試合後、AFA(アルゼンチンサッカー協会)がFWラウタロ・マルティネス(インテル/イタリア)のコメントを伝えた。


 ここまでの南米予選を11勝2分3敗の好成績で駆け抜け、早々と南米予選を首位で終えることを確定させたアルゼンチン代表。今節は、自力での本大会出場可能性を残すベネズエラ代表を、リーベル・プレートの本拠地として知られる『エル・モヌメンタル』で迎え撃った。

 試合は39分、FWフリアン・アルバレス(アトレティコ・マドリード/スペイン)からの横パスを、FWリオネル・メッシ(インテル・マイアミ/アメリカ)がループで沈め、アルゼンチン代表が先手を取る。後半に入った76分にはFWニコ・ゴンサレス(アトレティコ・マドリード/スペイン)のクロスボールから、ラウタロがダイビングヘッドを決めると、80分にはMFティアゴ・アルマダ(アトレティコ・マドリード/スペイン)からの折り返しをメッシが流し込み、3-0でタイムアップを迎えた。

 試合後、勝利を大きく手繰り寄せる追加点を奪ったラウタロは「僕らは90分間、常に攻撃の手を緩めることなく、守備時にもボールに対して激しくアプローチをかけ続けた」との言葉で試合を振り返る。同時に、「今日も、僕らが常日頃から目指していることを体現する試合となった」とも語り、アルゼンチン代表がピッチ上で見せたフットボールを誇った。

 また、同試合はFIFAワールドカップ26南米予選における最後のホームゲームということもあり、“レジェンド”のメッシにとって、母国開催の代表戦の“ラストマッチ”となる可能性も指摘されている。このような状況を受けて、ラウタロは次のようにコメント。メッシの持つ影響力に触れた上で、感謝の言葉を口にした。

「今夜は感動的で忘れられない夜になった。レオが僕らにとってどれほど重要な存在かを考えると、このような表現が適切だと思う。レオが僕らと共に過ごす最後の日まで、彼は僕らに何かを教え続けてくれるだろう。
代表チームだけでなく、フットボールというスポーツに彼が捧げてくれたすべてに感謝しなければならない」

 アルゼンチン代表は9日、FIFAワールドカップ26南米予選の“ラストゲーム”でエクアドル代表の本拠地に乗り込む。


【ハイライト動画】アルゼンチンがベネズエラを3発粉砕



編集部おすすめ