約1年後に控えるFIFAワールドカップ26の開催地の1つであるアメリカで国際親善試合に臨む日本代表は、現地時間6日にメキシコ代表と、同9日にアメリカ代表との対戦を予定している。
初戦となるメキシコ代表には上田がフェイエノールトに加入した2023年8月から1年半ほど一緒にプレーしたFWサンティアゴ・ヒメネス(現:ミラン/イタリア)が招集されているため、同選手がミランに移籍した今年2月以来の再会を果たすことになる。
S・ヒメネスと対戦することに上田は「楽しみですね。彼とは良い関係ですし、サンティがフェイエノールトで出ている時しか僕は見ていないので、日本代表にどういうプレーをするのか見られたら楽しみだなと思います」と心境を明かした。
そんなS・ヒメネスとポジションが同じの上田は「僕が2年目の途中までフォワードで出ていて結果を残していた。クラブの中で僕に足りないものを持っている存在としてお手本にするところもあったし、クラブからもサンティのプレーを見てこういう風にやってほしいということもあった。そういう点では彼から学ぶ部分も多かった」と参考にしていたと振り返りながら、今季ここまでエールディヴィジで開幕から3戦連発で4得点を挙げていることへの自信も覗かせた。
「今はそんな中で自分で考えながら自分のスタイルで、彼と同じようにやっているわけではない。逆に自分の中で彼にできないことはなんなのか、自分にしかできないこととか、同じようなプレーでも自分なりのスタイルを見つけるということにフォーカスしてやってきた。今はサンティより力強いかどうかはわからないけど、それなりに結果を残せる実感もある中で試合をやれるのは嬉しい」
また、上田は日本代表としては久しぶりにアジアではない相手と対戦することにも言及。「自分たちが抱えている戦術とかをやってみて、どのくらい通用するのかとか、また新しい課題を拾うということが今一番大事だと思う」と来年のW杯に向けて重要な2連戦となることを強調した。
「とにかく明日の試合では全力でぶつかって、自分たちが世界や格上の相手にどういう風に戦えるかを確認できる機会が2試合ある。
メキシコ代表との一戦は、9月7日(日)日本時間11時キックオフ。NHK総合にて生中継、NHKプラスで同時・見逃し配信、U-NEXTにてリアルタイム配信(有料)・見逃し配信される。