日本代表DF望月ヘンリー海輝(FC町田ゼルビア)が、現実時間5日にメディア対応を行なった。

 FIFAワールドカップ26まで1年を切ったなか、今回の代表ウィークでホスト国のアメリカ代表と、メキシコ代表とのマッチメイクに成功した日本代表。
“本番の地”で迎える、極めて重要度の高い2試合となるが、国内組で長距離移動を余儀なくされた望月は「寝れない、寝れないです」と吐露。それでも、「こっちの時間の2時、3時くらいまで寝れないことが多いので、もう少し時間を合わせていきたいなと。まぁ、(所属クラブで)ACLもありますし、(日本代表に)呼ばれる回数が増えれば経験として慣れてくると思うので、合うに越したことはありませんが、ピッチに立ったら関係ないので、合わないなかでもコンディションを上げていく方法を見つけていけたら、と思います」とピッチ外の出来事も自分の経験値になると語った。

 また、昨年9月に日本代表初招集となり、先に行われたE-1選手権でデビューを飾った望月は、「常連と呼ばれる人とたちと比べたら、足りないものは随分ありますし、ベースの技術もまだまだなので、伸ばしていけたらなと思います」と口に。そのなかで刺激を受けた選手については、「同じようなポジションで(菅原)由勢くんだったり、あとは(板倉)滉くん。(ボールの)扱いもそうですけど、判断や視野の広さだったりはやっぱりすごくて、勉強になります」と、右ウイングバックとセンターバックの両方でプレーできることが強みの23歳は、それぞれのポジションで活躍する先輩を挙げるとともに、「自分の出るポジションとして3バックの右、ウイングバックのどっちもあると思うので、全体(練習)では右ウイングバックをやることが多いですけど、求められていることで言ったらその2つのポジションなので、最高の場所なので吸収できるものは吸収したいです」と成長への意欲を示した。

 今回の対戦相手は、アジア予選やE-1選手権で戦ってきた国々とは一線を画している。FIFAランクでも上回られる両国(日本が17位に対して、メキシコが13位、アメリカは15位)との試合を前に、同選手は「客観的に見て、今までのチームに比べてランクは上なので、やっぱり相手にボールを持たれる時間もあると思います。そういう部分で、自分が出るということは高さとか、そういった守備を求められているからだと思うので、そこは対峙した選手に負けないように、と自分のなかで意識しています」とし、「同じポジションで言ったら(堂安)律くん、由勢くんに比べてセットプレー対策としては、自分の強みが発揮できると思うので、チームやゲームの流れとか戦い方にもよりますけど、勝ってる場面で出たらセットプレーひとつとっても相手の防波堤となれるように頑張っていきたい」と自身の強みで勝負し、勝利に貢献することを誓った。

 日本代表は、まず6日にメキシコ代表と、10日にアメリカ代表と対戦する。
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