現在30歳のアカンジは、今夏の移籍市場でマンチェスター・シティからインテルへ買取オプション付きのレンタル移籍で加入。移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、買取義務オプションの発生条件として、インテルが今シーズンのセリエAで優勝すること、アカンジが50パーセント以上の試合に出場する2点が指摘されている。
マンチェスター・シティのグアルディオラ監督は、今夏の移籍市場でスカッドのスリム化を望む発言を繰り返していたが、それは選手たちに対しても伝えられていたようだ。アカンジは「彼は僕ら6人のセンターバック(CB)に対して、『2人が出場し、2人がベンチに座る。そして残りの選手にとっては厳しい状況になるだろう』と言ったんだ。僕は常にピッチに立つことを期待しているから、そのような言葉は聞きたくない」と語った。
2022年夏にドルトムントから加入したアカンジは、マンチェスター・シティでこれまで公式戦136試合に出場した。しかし、昨シーズンの後半戦は負傷に悩まされると、今シーズンも開幕からの3試合で出場機会を得ることはできなかった。アカンジは序列を下げてしまった理由について問われると、「それは彼(グアルディオラ監督)に聞いてみないとわからないことだ」と返答している。
インテルへのレンタル移籍は完全移籍に切り替わる可能性があるが、アカンジは「現時点では、レンタル移籍の立場なので、理論的にはマンチェスターに戻ることは可能性だ」と話している。