浦和レッズは8日、MF原口元気がベルギーリーグ2部のKベールスホットVAへ完全移籍することを発表した。

 クラブは5日、原口が海外クラブへの移籍を前提とした手続きおよび準備のためチームを離脱することを発表していたが、以前から噂されていたベールスホットへの完全移籍が正式に決定。
ベールスホット側も、原口が1年間の延長オプション付きの1年契約で加入することを発表した。

 加入に際し、原口はクラブ公式サイトを通じて以下のようにコメントしている。

「ヨーロッパに戻って来ることができてうれしい。ベールスホットでの最初の試合をプレーするのが本当に楽しみですし、このチームで重要な存在となれることを願っています。このクラブはエネルギーに満ちており、将来指導者のキャリアを最大限に生かすために、多くの経験を学べるはずです。一緒に素晴らしいチームを作っていきましょう」

 なお、ムラト・アキンSD(スポーツディレクター)は「原口は日本サッカー界のビッグネームだ。彼が我々のプロジェクトを信じてくれたことを誇りに思う。チームにとって大きな価値を提供してくれると確信しているよ」と期待の言葉を寄せている。

 現在34歳の原口は浦和の下部組織出身で、2009年にトップチームデビュー。その後、2014年夏にヘルタ・ベルリンへ移籍し、ドイツで合計5クラブを渡り歩いた。2024年9月に浦和に復帰した昨シーズンは10試合で1ゴール、今シーズンの公式戦は先発3試合にとどまっていたが、再びヨーロッパで将来を見据えた挑戦に挑むことになった。
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