現地時間8日、日本代表はアメリカ代表戦の会場であるLower.com フィールドでトレーニングを実施。メキシコ代表戦から移動を伴う中2日でのゲームとなる中で、クラブ事情で離脱した堂安律(フランクフルト/ドイツ)以外の26名が調整した。
トレーニング後、小川がメディアの取材に応対。出番がなかったメキシコ代表戦を振り返り、「正直なところ、メキシコ戦で出番がなかったのはめちゃくちゃ悔しかったですし、俺が入ってたらと思うことはありました」と率直な感想を口に。「ただ、口でいくら言っても説得力がないので、このアメリカ戦で得点が欲しいときには“小川”という印象、アピールができればと思います」と、ゴールへの貪欲さを語った。
メキシコ代表戦は、前半から日本がプレッシャーをかけ、トランジションでも上回ると、何度かゴールチャンスを作ったものの無得点に。決め切る力がなく、ゴールレスドローに終わっていた。
ベンチから見守った小川は「非常に良い戦い、メキシコ相手に上回っていたと思いますし、チームを助ける動き、献身性、体を張るところを見せていたと思います」とライバルの上田綺世(フェイエノールト/オランダ)についてコメント。ただ、「ああいったポストプレーは僕もできますし、ああいったことをしつつ、得点というところで1つ違いを見せられればと思っています。得点というところでは誰にも負けない思いはあるので、そこを見せられればと思います」と、その上でゴールを自分は決め切ると宣言した。
現在の日本代表のベースは[3ー4ー2ー1]と1トップのシステムだが、メキシコ戦の終盤は2トップも試していた。小川は「(2トップは)得点が欲しいときには間違いなく通用するオプションだと思います」とコメント。
ワールドカップに向けてのテストが続いていく中で、アメリカ代表は韓国代表に敗戦。印象については「メンバー的に所属しているチームを見てもトップトップでやっている選手もたくさんいますし、CBは(鎌田)大地くんと同じチームでやっている選手で、最高峰でプレーしているので楽しみもあります」とコメント。「メキシコよりもというのが正しいかは分かりませんが、付け入る隙はあるかなと感じています」と、今回も勝てるチャンスはあるだろうと自信。「しっかり日本がゲームをコントロールして、力があることを見せつつ、しっかりとゴールネットを揺らすことが最も大事になると思います。コントロールして、複数得点を取って、日本が上だということを見せたいです」と、メキシコ代表戦で残せなかった結果を残したいとした。
アメリカとの一戦は、9月10日(水)日本時間8時37分キックオフ。NHK BSで生中継、U-NEXTにてリアルタイム配信(無料)・見逃し配信される。