フランス代表FWキリアン・エンバペ(レアル・マドリード)が9日、同国の通算得点数で歴代単独2位に浮上した。

 FIFAワールドカップ26欧州予選・グループDの第2節が行われ、フランス代表はホームでアイスランド代表と対戦した。
8大会連続の本大会出場を狙う“レ・ブルー”は、5日に行われた第1節でウクライナ代表に2-0と勝利。しかし、連勝を目指して迎えた今節は、21分にアイスランド代表から先制点を奪われてしまう。それでも前半終了間際の45分にエンバペのPKで追いつくと、62分にブラッドリー・バルコラが逆転弾をマーク。その8分後には退場者を出して数的不利となったフランス代表だったが、リードを守り切って2-1の勝利を収めた。

 この試合で1ゴール1アシストを記録したエンバペは、国際Aマッチ92試合目の出場にして代表通算52ゴールに到達。フランス代表の“レジェンド”であるティエリ・アンリ氏の51ゴールを抜き、同国代表の歴代得点ランキングで単独2位に浮上した。また、大手メディア『ESPN』によれば、エンバペはアンリ氏より33試合少ない出場での2位浮上を成し遂げたという。

 なお、フランス代表の歴代最多得点記録は、オリヴィエ・ジルー(リール)が持つ57ゴール。現在26歳のエンバペは大記録まで5ゴールに迫っており、これまでの得点ペースを考慮すると、新記録樹立が濃厚となっている。
編集部おすすめ