ノルウェー代表FWアーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ/イングランド)が、9日のモルドバ戦を振り返った。同日、ノルウェーメディア『TV2』が伝えている。


 FIFAワールドカップ26欧州予選が9日に行われ、グループIのノルウェー代表は、第6節でモルドバ代表と激突した。すると、立ち上がり6分のMFフェリックス・ホーン・ミューレの先制点を皮切りに、ゴールショー開演で11-1と粉砕。とりわけ、前半だけでハットトリックを達成したFWアーリング・ハーランドは、最終的に5ゴール2アシストと出色のパフォーマンスだった。ノルウェーメディア『TV2』によると、同国代表において、1試合5得点を記録したのは、1948年のアメリカ戦で達成したオッド・ワング・ソーレンセン氏以来、史上2人目とのこと。実に、77年ぶりの快挙だったのだ。

 試合後、歴史的な大勝を振り返ったハーランドは、「これはかなりクレイジーだ。そう言わざるを得ない。結果がすべてを物語ってくれている」と快哉。それでも、「あと3試合。つまらないことを言うようだが、少なくともそのうち2試合は勝たないといけない。そうすれば、見えてくるだろう」と自身にとって初の、母国にとっては28年ぶりの本大会出場に向けて、兜の緒を締め直した。

 また、代表通算45キャップを保持するハーランドは、今夜の5ゴールにより得点数を『48』にまで伸ばしたことについて、「悪くないね…。
アシストもいくつか取れているのが嬉しい。素晴らしいことだ」と告白しつつ、「目標は明確だし、肩には大きなプレッシャーがかかっている。あとは結果を出すだけ」とエースとしての“覚悟”を覗かせている。

 本大会へのストレートインは各グループの首位に限られるなか、5連勝でトップに立っているノルウェー代表。しかし、監督交代で息を吹き返しつつあるイタリア代表が背後から迫ってきており、ホーム開催となるイスラエル戦とエストニア戦は、勝利が欲しいところだ。
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