マンチェスター・シティは10日、同クラブの男子トップチームに所属するエジプト代表FWオマル・マルムーシュの負傷を明かした。

 9月のインターナショナルマッチウィークでエジプト代表に招集されていたマルムーシュは、9日に行われたFIFAワールドカップ26アフリカ予選第8節のブルキナファソ代表戦に先発出場していた。
しかしながら、試合序盤の4分に相手選手のタックルを受けて右ひざを負傷。1度は治療を受けてピッチに戻ったものの、同試合の9分、無念の途中交代を余儀なくされていた。

 試合後、エジプトサッカー協会(EFA)はマルムーシュの痛めた箇所が「ひざのじん帯」だと伝えていた。そして10日、マンチェスター・シティはエジプト国内で実施された検査の初期結果を報告。ひざの負傷により、今月14日に控えたプレミアリーグ第4節、マンチェスター・ユナイテッドとの“マンチェスター・ダービー”は欠場することを発表した。

 なお、負傷の詳細は現時点で公表されていない。マンチェスターに戻ってから、さらなる精密検査を受け、明るみに出てくるものと予想される。検査結果を受けて、マルムーシュはリハビリをスタートさせると伝えられた。

 現在26歳のマルムーシュは今年1月、推定移籍金7500万ユーロ(約129億円)で、フランクフルトからマンチェスター・シティへ完全移籍加入。即座に攻撃陣の主力に食い込み、FIFAクラブワールドカップ2025も含めた昨季は、公式戦25試合出場8ゴール3アシストを記録した。迎えた今季も、プレミアリーグではここまで行われた全3試合のピッチに立っている。

 なお、現在のマンチェスター・シティでは、今夏に加わったフランス代表FWラヤン・シェルキが大腿四頭筋の断裂によって離脱を強いられている。
加えて、ブラジル代表FWサヴィーニョは今季開幕から1度もピッチに立てておらず、イングランド代表MFフィル・フォーデンも、8月31日に行われた第3節ブライトン戦(●1-2)のメンバーから外れるなど、状態が懸念されている。

 彼らに加えて、マルムーシュまで起用不可能となると、マンチェスター・シティを率いるジョセップ・グアルディオラ監督は、攻撃陣の選択肢の少なさに頭を悩ませることとなりそう。プレミアリーグで2連敗を喫した後で迎える“マンチェスター・ダービー”で、マンチェスター・シティの攻撃陣はどのような組み合わせとなるだろうか。


【ハイライト動画】マンCはブライトンに敗れ、プレミアリーグ2連敗



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