アル・アハリ・サウジに所属するイングランド代表FWイヴァン・トニーがサウジ・プロフェッショナルリーグのレベルについて言及した。10日、イギリス紙『ガーディアン』がコメントを伝えている。


 サッカー界では近年、ヨーロッパで活躍していた有名選手がサウジアラビアへ移籍するケースが多発。アル・ナスルにポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドやセネガル代表FWサディオ・マネ、アル・ヒラルにウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスやセルビア代表MFセルゲイ・ミリンコヴィッチ・サヴィッチ、アル・イテハドには元フランス代表FWカリム・ベンゼマや同国代表MFエンゴロ・カンテなど、強豪クラブにはビッグネームが集う。

 AFCアジアチャンピオンズリーグエリート(ACLE)を制覇したアル・アハリ・サウジもコートジボワール代表MFフランク・ケシエやアルジェリア代表FWリヤド・マフレズらを擁しており、昨年夏にはブレントフォードからトニーが加入。2022-23シーズンのプレミアリーグで20ゴールを挙げ、イングランド代表にも名を連ねた29歳のストライカーは、アル・アハリ・サウジでもここまで公式戦通算48試合出場35ゴール7アシストと輝きを放っている。

 初年度から得点を量産し、2年目の今シーズンもリーグ開幕節でいきなりネットを揺らすなど、サウジアラビアで充実した時間を過ごしているトニー。「僕はこれまでプレミアリーグやチャンピオンシップ(イングランド2部リーグ)、EFLリーグ1(同3部リーグ)、EFLリーグ2(同4部リーグ)でしかプレーしたことがなかった」と前置きしつつ、サウジ・プロフェッショナルリーグのレベルについて次のように持論を展開している。

「このリーグはプレミアリーグと同等だと思う。もしアル・アハリ・サウジがプレミアリーグに所属していたら、僕たちは全力を尽くし、きっとトップ4に迫るだろう。ここは質の高いリーグであり、軽視すべきではない。(FIFAクラブワールドカップ2025で)アル・ヒラルがマンチェスター・シティと対戦し、勝ったのを見ただろう。サウジアラビアのレベルは高く、プレミアリーグでプレーできる選手もたくさんいる」
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