現在29歳のマルシャルは母国の名門リヨンの下部組織出身で2012-13シーズンにトップチームデビューを飾った。モナコでの活躍を経て2015年夏に加入したマンチェスター・ユナイテッドでは公式戦通算317試合に出場し、90ゴール54アシストをマーク。しかし、近年は度重なる負傷の影響もあって序列が低下し、昨年夏には契約満了に伴い、ギリシャ・スーパーリーグのAEKアテネへフリーで移籍した。
そんなマルシャルだが、今夏にメキシコに新天地を求めることが濃厚だという。獲得に向けて動いているのが、FIFAクラブワールドカップ2025にも出場し、元スペイン代表DFセルヒオ・ラモスも所属している強豪モンテレイ。メキシコの移籍市場の閉幕が現地時間13日に迫る中、交渉は順調に進んでおり、移籍成立の可能性が高いようだ。
移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏も、移籍成立が決定的となった際に用いる決まり文句「here we go!」とともに、マルシャルがメディカルチェックと契約締結のためにメキシコへの渡航を許可されたと伝えている。
フランス代表でも国際Aマッチ通算30試合出場2ゴール8アシストという成績を残すなど、確かな実力と実績を誇るマルシャル。ギリシャにわずか1年で別れを告げ、メキシコでキャリアの新章をスタートさせることとなりそうだ。