アーセナルがフランス代表DFウィリアン・サリバとの契約延長に向けて動いているようだ。11日、フランスメディア『フットメルカート』が伝えている。


 現在24歳のサリバは2019年夏にサンテティエンヌからアーセナルへ完全移籍で加入した。当初は母国へのレンタルを繰り返していたが、2022-23シーズンから右センターバック(CB)の定位置を掴み、ここまで公式戦通算137試合で7ゴール2アシストをマーク。“守備の要”としてミケル・アルテタ監督率いるチームを後方から支えており、サリバが主力に定着して以降、アーセナルは3シーズン連続でプレミアリーグの優勝争いを演じている。

 そんなサリバの現行契約は2027年6月30日まで。圧倒的な対人守備と水準以上のビルドアップ能力を兼ね備える世界屈指のCBに対しては、レアル・マドリードが関心を寄せていることが明らかになっており、去就には注目が集まっている。

 報道によると、アーセナルはサリバとの契約延長に向けた交渉を開始しており、新たな5年契約をオファーしたとのこと。未だ合意に達しておらず、交渉も長期化が予想されているが、アンドレア・ベルタSD(スポーツディレクター)を中心に協議を続けているという。サリバ側はレアル・マドリードからの関心を認識しているが、現時点ではアーセナルでのキャリアに集中しているようだ。

 なお、サリバはプレミアリーグ第3節リヴァプール戦のウォーミングアップ中に足首を負傷。スタメンに名を連ねたが、わずか5分でU-21スペイン代表DFクリスティアン・モスケラとの交代を余儀なくされた。今後は3週間から4週間程度の戦線離脱が予想されており、プレミアリーグ第4節のノッティンガム・フォレスト戦や第5節のマンチェスター・シティ戦、チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第1節のアスレティック・ビルバオ戦などの欠場が見込まれている。
編集部おすすめ