昨シーズンは昇格初年度ながら最終盤まで優勝争いを演じた町田。
球際での激しい攻防が目立つ展開となった前半はスコアレスで終了。町田はサイドからのクロスや得意のロングスローから相手ゴールに迫るも、なかなか決定機を作り出すことができない。一方の横浜FCはボール保持率でこそ圧倒されたものの、ジョアン・パウロ、ルキアン、アダイウトンからなる前線の外国人トリオを起点にカウンター攻撃を展開。31分には山根永遠のクロスから小倉陽太にチャンスが訪れたが、GK谷晃生の好セーブに阻まれた。
スコアが動いたのは56分、守備の時間が続いていた横浜FCが先制に成功する。敵陣左サイドでスローインを獲得すると、細井響がロングスローをゴール前まで飛ばし、飛び込んできた伊藤槙人が流し込んだ。先制された町田は69分、左サイドを突破した相馬勇紀のクロスから林幸多郎のヘディングシュートが枠を捉えたが、GKスウォビィクが好セーブ。その後はさらに圧力を強めるが、なかなかゴールを割ることができない。
それでも88分、仙頭啓矢の柔らかいクロスをファーサイドで相馬が折り返し、最後はミッチェル・デュークがヘディングシュートでネットを揺らす。
【スコア】
FC町田ゼルビア 1-1 横浜FC
【得点者】
0-1 56分 伊藤槙人(横浜FC)
1-1 88分 ミッチェル・デューク(FC町田ゼルビア)