イギリスメディア『BBC』が12日、マンチェスター・シティ・ウィメンズを勝利に導いた女子日本代表(なでしこジャパン)MF長谷川唯に賛辞を送った。

 ウィメンズ・スーパーリーグ(WSL)第2節が行われ、マンチェスター・シティはブライトン・ウィメンと対戦した。
長谷川が2試合連続のスタメン入りを飾ったマンチェスター・シティは、南萌華が先発したブライトンに先制点を献上。しかし、58分にカディジャ・ショーの得点で追いつくと、74分には途中出場した藤野あおばのアシストから長谷川が逆転弾をマークする。その後スコアは動かず、試合は2-1で終了。マンチェスター・シティが今季初勝利を掴んだ。

 『BBC』は、「長谷川唯を形容するのに、もはや新しい言葉は残っているのだろうか」と称賛。「マンチェスター・シティが移籍期限日に彼女との契約延長を発表した際、それは今季のWSLにおける最も重要な補強のひとつと正当に評価された」と振り返りつつ、「先週金曜日のチェルシー戦でも中盤を支配し、試合に敗れたのが不思議なくらいのパフォーマンスを披露した。しかし、それがフットボールというもの。そして長谷川は落ち込んだ様子を一切見せない選手だ。彼女はその証拠をブライトン戦で示した」と続けている。

 また、同メディアはブライトン戦を詳しく分析しており、「この試合では74回のタッチ、55本中50本のパス成功と、決して最も華やかな出来ではなかったが、大事な場面で結果を残した。より前方に出ていける役割を与えられている今、ワンタッチでボールをコントロールし、冷静にGKを破った」と指摘。続けて、「そして何よりも象徴的だったのは、その直後の光景だ。
シティの選手たちが一斉に彼女を取り囲んで祝福したことが、チームにとって彼女がどれほど大きな存在なのかを雄弁に物語っていた」と見解を示した。
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