CLには最大25人のメンバーが登録できることが可能となっているが、そのうちの4人がクラブ内育成選手である必要があり、トッテナムではイングランド人GKブランドン・オースティンのみがその対象であるため、メンバーは22人しか登録することができなかった。
そのため、トップチームに登録されている6人がCL・リーグフェーズのメンバー登録から外れており、ジェームズ・マディソンやデヤン・クルゼフスキ、高井幸大ら負傷離脱している選手たちが外れることになったほか、今夏に完全移籍に切り替わったマティス・テルも登録外となったことが話題を呼んだ。
すでにテルは前向きな姿勢を見せているなか、このような事態となったことにフランク監督は「非常に難しい決断だった」と語りながら、UEFAの規定による制限への不満を次のように表明した。
「多くの点で少し不公平だったと思う。UEFAチャンピオンズリーグの出場選手リストは規模が小さすぎるとも思う。選手の負担がますます大きくなっていることは理解している。何度も言ってきたように60試合以上の試合があると予想している。これは代表戦を除いた試合数だ」
「選手たちの中には70試合近く出場する選手もいる。だから、おそらくより大きなスカッドが必要だと思う。なぜ自分たちにそのような制限をかけなければならないのか理解できない」
「クラブ内育成選手というアイデアは、実は気に入っている。良いことだと思う。どのチームも自力で選手を育成する必要があるからね。
また、リストから外れたテルの様子について聞かれたフランク監督は「マティスのことを本当に理解する前に(メンバーを)発表しなければならなかった。彼は本当に良くやってくれている。難しい決断に迫られた。彼は20歳だけど、成熟していると思う。彼の対応の仕方、トレーニングの仕方、すべてが本当に素晴らしいよ」と高く評価していることを強調した。