金曜日に上位勢が軒並み勝ち点を伸ばせなかったことで、鹿島は2位以上に浮上するビッグチャンスが到来。
立ち上がりは鹿島が積極的にシュートを放つが、J1デビューとなった湘南GK吉田舜の好セーブも光って先制点を奪えず、鹿島は試合の主導権を掌握するには至らない。対する湘南も徐々にチャンスを増やし、二田理央や鈴木章斗がゴールを脅かすが、鹿島GK早川友基のファインセーブやクロスバーに阻まれて得点ならず。試合はスコアレスで折り返す。
後半立ち上がりの48分、試合の均衡が破れた。敵陣深い位置で相手からボールを刈り取り、樋口雄太、レオ・セアラ、鈴木優磨がワンタッチでパスを繋ぎ、最後はペナルティエリア右で鈴木のパスを受けたアレクサンダル・チャヴリッチが押し込んだ。
55分、鹿島が大きな追加点を獲得する。コーナーキックのこぼれ球をペナルティエリア左で回収した濃野公人が、狙い澄ましたコントロールショットをゴール右上隅へと叩き込んだ。
そして68分、鹿島が湘南を突き放す3点目を奪う。再び敵陣で相手のパスを引っ掛けてショートカウンターを展開。レオ・セアラはペナルティエリア内で仕掛けると、左足で放ったシュートが相手DFに当たってゴールに吸い込まれた。
試合はこのまま終了し、鹿島は2試合ぶり白星で6戦無敗、湘南は3連敗で13試合未勝利となった。
【スコア】
鹿島アントラーズ 3-0 湘南ベルマーレ
【得点者】
1-0 48分 アレクサンダル・チャヴリッチ(鹿島)
2-0 55分 濃野公人(鹿島)
3-0 68分 レオ・セアラ
【ゴール動画】鹿島vs湘南