日本代表GK鈴木彩艶が所属するパルマは、今シーズン初の公式戦となったコッパ・イタリア1回戦ペスカーラ戦で勝利を収めたものの、その後のリーグ戦では、ユヴェントス戦、アタランタ戦とセリエAの強豪チームとの対戦が続いたこともあり、勝ち点「3」を獲得することはできなかった。
鈴木がスターティングメンバーに名を連ねた一戦で、最初にチャンスが訪れたのはパルマ。しかし、カリアリGKエリーア・カプリーレが連続セーブを披露し、先制点は許さない。その後、優位に試合を進めていたパルマだったが、ネット揺らしたのはホームのカリアリ。CKの流れの対応で鈴木は一度は反応するも、そのこぼれ球をジェリー・ミナが押し込んだ。
その後もパルマはパトリック・クトローネを中心に圧力をかけるも、決定的なチャンスは作り出せず、カリアリのリードで試合を折り返す。後半に入り56分、カリアリのアンドレア・ベロッティがシュート。パルマDFにディフレクトし、シュートコースが変わるもGK鈴木は冷静に対応し、キャッチする。
1点を追うパルマは、アンドレア・ベルナベが左巻きのシュートを放つも、惜しくも枠を捉えることはできず、前半の失点が重くのしかかる。すると、77分にカリアリが途中出場のマッティア・フェリシが追加点。鈴木は最初のシュートに触れたが、その後ポストの跳ね返りに反応したフェリシが決め切った。
その後スコアは動かず、カリアリが2-0で勝利。
【スコア】
カリアリ 2-0 パルマ・カルチョ
【得点者】
1-0 33分 ジェリー・ミナ(カリアリ)
2-0 77分 マッティア・フェリシ(カリアリ)