セリエA第3節が13日に行われ、ユヴェントスとインテルが対戦した。

 今季初の“イタリア・ダービー”は、ユヴェントスのホーム『アリアンツ・スタジアム』で幕を開けた。
どちらも狙うは“スクデット”であるだけに、シーズン序盤の大一番を制し、今後に向けて一気に弾みをつけたいところだ。

 この重要な一戦で先制したのは、ユヴェントスだった。14分、左CKの流れからユヴェントスが敵陣でボールをつなぐと、ボックス右にいたブレーメルが折り返しのクロスを送る。これをロイド・ケリーが左足で合わせ、ゴールネットを揺らした。

 だが30分、インテルは自陣でのFKからパスをつなぎ、カルロス・アウグストがボックス外の左からボールを折り返す。これをハカン・チャルハノールがボックス手前からワンタッチでゴールを決め、インテルが前半のうちに追いついてみせた。

 前半はこれで終わらない。38分、ユヴェントスは敵陣でのパス回しから、ブレーメルがペナルティアーク手前にいたケナン・ユルディズにパス。ゴールまでは距離があったが、ユルディスは右足で強烈なシュートを放ち、ゴール左隅に突き刺した。前半は、ユヴェントスが2-1とリードして終える。

 後半は、インテルが前半よりもボールを支配する展開が続く。そして65分、インテルはボックス手前左でアレッサンドロ・バストーニがクロスを上げる。
これをインテルが折り返してなんとかつなぎ、ピオトル・ジエリンスキが頭でチャルハノールにボールを託す。チャルハノールが胸で巧みにトラップし、右足を振り抜いてゴール左下に決め切った。

 勢いに乗り出したインテルは76分、左CKからマルクス・テュラムがヘディングで叩き込み、ついに勝ち越しに成功した。

 だがイタリア・ダービーは点の取り合いとなる。82分、ユヴェントスは敵陣ボックスの右横でFKのチャンスを得る。キッカーのユルディズが送ったボールをケフラン・テュラムがヘディングで決め、再び同点に追いついた。

 さらに後半アディショナルタイム1分、ユヴェントスが敵陣のボックス手前でボールをキープ。最後はヴァシリエ・アジッチが右足から豪快なミドルシュートでゴールネットを揺らし、ユヴェントスが土壇場でリードを奪った。

 試合はこのまま終了。今季最初の“イタリア・ダービー”は、4-3でユヴェントスに軍配が上がった。

 次節は両チームともにチャンピオンズリーグ(CL)の試合を挟んで臨む。ユヴェントスは、16日に行われるCL・リーグフェーズ第1節のドルトムント(ドイツ)戦後、20日にアウェイでヴェローナと対戦。
インテルは、17日に行われるCL・リーグフェーズ第1節のアヤックス(オランダ)戦に臨み、21日にサッスオーロをホームに迎える。

【スコア】
ユヴェントス 3-3 インテル

【得点者】
1-0 14分 ロイド・ケリー(ユヴェントス)
1-1 30分 ハカン・チャルハノール(インテル)
2-1 38分 ケナン・ユルディズ(ユヴェントス)
2-2 65分 ハカン・チャルハノール(インテル)
2-3 76分 マルクス・テュラム(インテル)
3-3 82分 ケフラン・テュラム(ユヴェントス)
4-3 90+1分 ヴァシリエ・アジッチ(ユヴェントス)


【動画】ユヴェントスvsインテル ゴール集!






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