今夏にクラブ史上最高額の移籍金となる総額8000万ユーロ(約137億円)でニューカッスルに加入したドイツ代表FWニック・ウォルトメイドが、新天地で早速結果を残した。13日に地元メディア『クロニクル』が伝えた。


 リヴァプールへ移籍したアレクサンダル・イサクに代わる新エースは、13日のプレミアリーグ第4節ウルヴァーハンプトン戦で先発出場。29分にジェイコブ・マーフィーのクロスに頭で合わせて先制点を記録した。この1点が決勝点となり、ニューカッスルは待望の今季初勝利を掴んだ。

 ドイツ人選手がプレミアリーグのデビュー戦でゴールを挙げたのは、1994年のユルゲン・クリンスマン氏(当時トッテナム・ホットスパー)、イルカイ・ギュンドアン(当時マンチェスター・シティ)に続き、史上3人目の快挙となった。ウォルトメイドはウルヴス戦後、「これ以上ないデビューだ。ホームデビュー戦でゴールを挙げて、勝利して、とても幸せだよ。観衆は本当に僕のことを歓迎してくれているように思える。僕が得点を挙げたとき、目に映る顔の全てが幸せそうだった」と喜びを示した。

「僕はどんな瞬間も楽しみたい。これから先の試合が楽しみだ」

 デビュー戦は65分で途中交代。ウォルトメイドは「プレミアリーグはかなりハードだ。けいれんが起きたので途中で交代せざるを得なかった」と理由を明かし、「初戦としては出場できただけでも良かったと思う。
あの雰囲気は素晴らしかったし、チームは本当に良いボールを回し、僕をたくさん絡めてくれた。かなり良い出来だったと思う」と自身のプレーに手応えを示した。

「監督がすでに素晴らしい手応えを与えてくれたので、ピッチ上で良い感覚を持てた。何をすべきか分かっていたし、今日みんなが自分の役割を理解していたのも見て取れたはずだ。この勝利は本当に重要だった」

 ニューカッスルの次戦は18日に行われ、2シーズンぶりとなるチャンピオンズリーグの初戦でバルセロナをホームに迎え撃つ。


【ハイライト動画】ニューカッスルvsウルヴス

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