敵地に乗り込んだナポリはケヴィン・デ・ブライネのPKで先制に成功すると、14分には移籍市場最終盤にマンチェスター・ユナイテッドからレンタルで加わったラスムス・ホイルンドが追加点を挙げる。スルーパスに抜け出すと、見事に相手GKとの一対一を制してデビュー戦で得点を記録した。
51分には同じくデビュー戦となったサム・ベウケマも移籍後初ゴールを記録。その後フィオレンティーナに1点を返されて今季初失点を喫したナポリだが、3-1の勝利で3連勝を達成した。
ナポリを率いるコンテ監督は試合後、「私たちは試合の大半で優位に立った。(相手GKのダビド・)デ・ヘアがセーブを連発したが、良いアプローチと支配的なパフォーマンスだったと思う」とコメント。一方で、「このような結末は受け入れがたい。選手たちは私が気に入った点と改善すべき点を理解している。我々は失点し、苦戦した。こうした試合は最後まで締めくくる必要がある」と語り、余計な失点を改善点に挙げている。
「彼らは優れた選手を擁する強豪だ。フィオレンティーナは高いレベルで安定しており、この地で勝利を収めたことは我々に喜びと力を与えるべきだが、同時に改善すべき点も見極めなければならない。
また、同監督はホイルンドにも言及。「彼は22歳。我々はユナイテッドから獲得した。彼のポテンシャルはわかっており、大きな可能性を秘め成長できる選手だ。ここに来てまだ間もないが、非常に将来性のある選手だとわかる」と、デビュー戦でゴールを挙げた若武者に期待を寄せた。
そのホイルンドは試合後、「このクラブにいることができて、とても幸せだ。チャンピオンズリーグ(CL)のアウェイゲームに向けて重要な勝利となる」と喜びを口にした。
ナポリは18日のCLで、デ・ブライネの古巣マンチェスター・シティと敵地で対戦する。
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